【連載】Vol.16 楽譜を使わないジャズ・ポピュラー理論「ダイアトニックコード=ドレミファソラシドで作った和音」のお話

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調性音楽が世界で受けいられたってことは和音とメロディーの音楽が中心になってきたということです。

そして「ド」と「ラ」の音階の考え方の根底にあるのは「和音」です。

和音を作ってみんな音楽を作ります。そしてジャズやポップスでは和音をコードっていいます。コードや和音って音を2個以上同時にならしたものの事なんです。その中でも3つ以上の音を鳴らすコードがジャズやポピュラーの音楽ではすごく使うんですね。

 

コードの作り方はドとラの音階を使います。

ドレミファソラシを各コードの最初の音にして、それぞれ一個飛ばしに音を組み合わせると下記のコードができます。これがすごーく大事な基本のコードです。 

 

C(ドミソ)/[読み]シー

Dm(レファラ)/[読み]ディーマイナー

Em(ミソシ)/[読み]イーマイナー

F(ファラド)/[読み]エフ

G(ソシレ)/[読み]ジー

Am(ラドミ)/[読み]エーマイナー

Bm(b5)(シレファ)/[読み]ビーマイナーフラットファイブ

 

これだけで音楽を作れちゃうんですけど、世の中の多くの音楽がこれを基盤として作っています。そして上記のドレミファソラシドだけでできたコード達をまとめて「ダイアトニックコード」っていいます。

続きはまた次回です!お楽しみに♪

>>> vol.16「ダイアトニックコード=ドレミファソラシドで作った和音」のお話<<<

>>> vol.15「調性以外の音の考え方」のお話<<<

>>> vol.14「調性という音の考え方」と「和音」と「ドとラの音階」のお話<<<

>>> vol.13「ドコモじゃない、音楽理論のツートップ。。」のお話<<<

>>> vol.12「どこから初めても音は必ずある一個の音へ戻るという考え方」のお話<<< 

>>> vol.11「和音の音楽の登場」のお話<<<

>>>ドレミファドラシド外伝 vol.10「ギリシャと教会のドレミファソラシドの終わりの音」のお話<<<

>>>ドレミファドラシド外伝 vol.9「終わりの音」のお話<<<

>>>ドレミファドラシド外伝 vol.8「教会のドレミファソラシド」のお話<<< 

>>>ドレミファドラシド外伝 vol.7「ドレミファソラシドはむしろ後輩だった」のお話<<< 

>>>ドレミファドラシド外伝 vol.6「ドレミファソラシドはドレミファソラシドだけじゃない」の音楽へ<<<

>>>vol.5「メロディにメロディを重ねる音楽」の音楽へ<<<

>>>vol.4「メロディのみ」から「メロディ+メロディ」の音楽へ<<<

>>>vol.3「ドレミファより大きいドレミファソラシドの話」<<<

>>>vol.2「ドレミファの話」<<<

>>>vol.1「音楽は120個の音の組み合わせの話」<<<

 

 

 

 

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img07 金子将昭  Masaaki Kaneko

  www.masaaki-kaneko.com

1982年富山県生。ジャズピアニスト。合同会社前衛無言禅師代表社員。洗足学園音楽大学音楽学部ジャズ科ピアノ専攻卒業。

大学時にギター専攻で入学したが2年次よりピアノ科へ転専攻し19歳よりピアノを始める。

堂本光一、大橋卓弥(スキマスイッチ)、imalu、ジョナサン・カッツ、類家心平、マークトゥリアン、フレッドシモンズとのセッションライブやバンドサポート、ミュージカルなどでピアノを担当。

音楽理論の研究会、東京音楽理論研究大学を主催。

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