第8回は引き続きドレミファソラシド外伝です。
「教会のドレミファソラシド」のお話です。
>>>ドレミファドラシド外伝 vol.7「ドレミファソラシドはむしろ後輩だった」のお話<<<
>>>ドレミファドラシド外伝 vol.6「ドレミファソラシドはドレミファソラシドだけじゃない」の音楽へ<<<
>>>vol.5「メロディにメロディを重ねる音楽」の音楽へ<<<
>>>vol.4「メロディのみ」から「メロディ+メロディ」の音楽へ<<<
>>>vol.3「ドレミファより大きいドレミファソラシドの話」<<<
>>>vol.1「音楽は120個の音の組み合わせの話」<<<
さて第8回目は引き続きジャズ・ポピュラー理論【番外編!】「ドレミファソラシド外伝 !vol.3」
今回は教会のドレミファソラシドの話です。
前回まではギリシャのドレミファソラシドのお話でした。
しかもドレミファソラシドはそのまま使わず並び替えて使っていた事が判明しました。
そして使っていた数も一つではなく4つ!
そして時代が下りローマ教会が広まってキリスト教が普及してきますと、教会のドレミファソラシドなるものが登場してきます。
音楽の発展で教会はかかせないもので、教会の毎日のお祈りで歌をうたう事が多かったのでそれに伴い音楽も広まりました。
教会でもギリシャの並び替えたドレミファソラシドの4つは引き続き使われていましたが、そのギリシャの並び替えられたドレミファソラシドをさらに並び替えて新たに4つのドレミファソラシドが追加されました。
その追加を決定したすごい権力者は、当時のローマ教皇「グレゴリオ教皇」と言われています。
具体的には直接この人が編み出したわけではないですが、歴史の流れ上ざっくりとこの人っていわれてますね(ーー;)
下記はギリシャでの4種類の並び替えたドレミファソラシドです。ドレミファソラシドを見つけやすいようにドを青色に、並び替えた最初の音は赤にしておきます。(^^ )
レミファソラシドレ
ミファソラシドレミ
ファソラシドレミファ
(ただし、シはシbにする事がある(ーー;)タマニハネ)
ソラシドレミファソ
全部ドレミファソラシドの並び替えですよね。
教会ではこれら4つをさらに並び替えてプラスしてました。
下記はさらに並び替えられたドレミファソラシドです。
ラシドレミファソラ
シドレミファソラシ
ドレミファソラシド
レミファソラシドレ
あれ?と思った方、正解です。
ドレミファソラシドいるじゃん。
いるんです。ギリシャのを並び替えたのをさらに並び替えるとでてきちゃいました。
これってどういう事?って感じしますよね。
中世の人達は気づかなかったわけではありませんよ(^^;)
実は「終わりの音」っていう決まり事があったんです。
次回はこの「終わりの音」っていうお話で「教会のドレミファソラシド」に鋭く切り込んでいきますよー!
なんかようやく理論の連載っぽくなってきた( ̄▽ ̄;)
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1982年富山県生。ジャズピアニスト。合同会社前衛無言禅師代表社員。洗足学園音楽大学音楽学部ジャズ科ピアノ専攻卒業。
大学時にギター専攻で入学したが2年次よりピアノ科へ転専攻し19歳よりピアノを始める。
堂本光一、大橋卓弥(スキマスイッチ)、imalu、ジョナサン・カッツ、類家心平、マークトゥリアン、フレッドシモンズとのセッションライブやバンドサポート、ミュージカルなどでピアノを担当。
音楽理論の研究会、東京音楽理論研究大学を主催。
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