第5回の今回は聖歌(2)「メロディ」から「メロディにメロディを重ねる音楽」のお話です。専門用語は使わずやりますよー(^^ )
>>>vol.4「メロディのみ」から「メロディ+メロディ」の音楽へ<<<
>>>vol.3「ドレミファより大きいドレミファソラシドの話」<<<
>>>vol.1「音楽は120個の音の組み合わせの話」<<<
今回は聖歌(2)のお話。段々密な音楽理論の話に入っていく段階ですが、もちろん専門用語を使わずやりますよー(^^ )
さて、前回までの話では、まずメロディのみの音楽ができていて、そこから進化し、このメロディのみの音楽にさらにメロディを付け足すという音楽がでてきました。(大体11世紀前くらいまで)
その付け足したメロディは元のメロディと同じメロディでした。リズムも同じ。
このメロディの付け足し方具合が、時代を遡ればだんだんと複雑になっていきます。
最初はメロディに対して同じメロディを重ねて歌われました。
例えば「ミ〜♪」って歌ったとすると、別の高さの「ミ」を歌う音楽。
次は、
「ミ」を歌ったら「シ」を歌う音楽。
そして、
「ミ」を歌ったら「ラ」を歌う音楽。
ここまでは同じメロディの付け足しの音楽。もちろんリズムも同じ。
「ミ〜♪」なら「ラ〜♪」とかです。
音は変わってますが、
「ミ〜♪」なのに「〜ラー♪」とかリズムまでは変えません。
そしてだんだんとメロディに対してまったく違うメロディを付け足し始めました。
「ミファソー♪」なら「ミファソー♪」が今までで、メロディも、メロディのリズムも同じ。
それが「ミファソー♪」なのに「ラーラーソー♪」とかやっちゃうわけです。
メロディもリズムも変わってるんです。
そして、この「メインのメロディ」に「リズムも違う別のメロディ」を重ね合わせる技が、とっても切磋琢磨されたんです。
それが一つの流行になりそいつは有名なバッハ大先生の代名詞にもなりました。
それが・・・、
「対位法」です。
あ、しまった!!!
専門用語使ってしまった!!( ̄▽ ̄;)
というか、最初からフリをしてたんでバレてたかと思いますが・・・。
まぁ・・・(^^;)、
と・・・、とりあえず対位法っていう、「メロディに全然違うメロディを上手に絡ませる方法」がどんどん発達されていったんですね。
そして次回は時代を進むのをちょっと置いておき、この時代までの間に音階にも革命が起きているのでそのお話です。(^^ )
第6回「ドレミファソラシドはドレミファソラシドだけじゃない」のお話
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1982年富山県生。ジャズピアニスト。合同会社前衛無言禅師代表社員。洗足学園音楽大学音楽学部ジャズ科ピアノ専攻卒業。
大学時にギター専攻で入学したが2年次よりピアノ科へ転専攻し19歳よりピアノを始める。
堂本光一、大橋卓弥(スキマスイッチ)、imalu、ジョナサン・カッツ、類家心平、マークトゥリアン、フレッドシモンズとのセッションライブやバンドサポート、ミュージカルなどでピアノを担当。
音楽理論の研究会、東京音楽理論研究大学を主催。
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