「調性という音の考え方」と「和音」と「ドとラの音階」が世界中で使われるようになって一段落したようになるんですが、その一段落する間に色々な「反・調性音楽」というべき考え方はいっぱいあったんです。
>>> vol.14「調性という音の考え方」と「和音」と「ドとラの音階」のお話<<<
>>> vol.13「ドコモじゃない、音楽理論のツートップ。。」のお話<<<
>>> vol.12「どこから初めても音は必ずある一個の音へ戻るという考え方」のお話<<<
>>>ドレミファドラシド外伝 vol.10「ギリシャと教会のドレミファソラシドの終わりの音」のお話<<<
>>>ドレミファドラシド外伝 vol.9「終わりの音」のお話<<<
>>>ドレミファドラシド外伝 vol.8「教会のドレミファソラシド」のお話<<<
>>>ドレミファドラシド外伝 vol.7「ドレミファソラシドはむしろ後輩だった」のお話<<<
>>>ドレミファドラシド外伝 vol.6「ドレミファソラシドはドレミファソラシドだけじゃない」の音楽へ<<<
>>>vol.5「メロディにメロディを重ねる音楽」の音楽へ<<<
>>>vol.4「メロディのみ」から「メロディ+メロディ」の音楽へ<<<
>>>vol.3「ドレミファより大きいドレミファソラシドの話」<<<
>>>vol.1「音楽は120個の音の組み合わせの話」<<<
まずは、教会音楽などで使っていた音階達の音楽。これはドレミファソラシドを色々並べ替えてそれぞれの音階の雰囲気を楽しんでいたものでした。17世紀になって調性音楽が流行るまではほとんどこの音楽の考え方が主流だったみたいです。
その他には調性という「どこから初めても音は必ずある一個の音へ戻る」っていう考え方から真逆の、「無調」。シェーンベルクって人が考えました。一個の音に戻るって感じをひたすら避け続けてつくる音楽です。かなり調性音楽に対抗しまくってます・・。
リディアンクロマチックコンセプトというジョージラッセルが考えた音楽捉え方。調性音楽とカテゴリは同じなんですが、調性音楽はドとラの音階が中心として役割を担うって考えに対して、この人は「いや、ファの音階こそが中心だ!」と考えた人。異端児です。。
バルトークの中心軸システム。ピアノの鍵盤をドからドまで数えると全部で12個あります。これを番号を付けて1番目から12番目までとします。それで「7番目(ファ#)は丁度真ん中だから1番(ド)と取り替えっこできるよね」、そうすると「4番目(ミb)は1番(ド)と7番(ファ#)の真ん中だからこれも取り替えっこできるよね」という感じで音を自由に入れ替える事ができるよねって捉えた考え方。
以上のように音の捉え方って色々あった中、調性音楽が今現在は市民権を勝ちとっているんです。その他にもまだまだあるんですがまた機会があれば紹介します(^^)
続きはまた次回です!お楽しみに♪
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1982年富山県生。ジャズピアニスト。合同会社前衛無言禅師代表社員。洗足学園音楽大学音楽学部ジャズ科ピアノ専攻卒業。
大学時にギター専攻で入学したが2年次よりピアノ科へ転専攻し19歳よりピアノを始める。
堂本光一、大橋卓弥(スキマスイッチ)、imalu、ジョナサン・カッツ、類家心平、マークトゥリアン、フレッドシモンズとのセッションライブやバンドサポート、ミュージカルなどでピアノを担当。
音楽理論の研究会、東京音楽理論研究大学を主催。
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