【コード進行の作曲法 LV.31】「G7」音が4つあるコード達編(全10回)

0037

[第6章]音が4つあるコード達編(全10回)

LV.38「音が4つある家族コードのまとめ」

LV.37「Bm7(b5)」

LV.36「FM7」

LV.35「Em7

LV.34「Am7」

LV.33「Dm7」

LV.32「CM7」

LV.31「G7

LV.30「音が4つあるコード(2)」

LV.29「音が4つあるコード」

[第5章]コードの長い組み合わせ編(全3回)

[第4章]組み合わせの応用編(全3回)

[第3章]コード進行の組み合わせ技編(全9回)

[第2章]最初に覚えるコード達編(全5回)

[第1章]ゼロからのスタート編(全8回)

 

 前回はどんな音でできてるかドレミファソラシドで表しました。今回は4つ目の音をくっつけた家族コード達を個別に見てきましょう。

今回は「G7」です。

 

G7

音:ソ シ レ ファ

読み方:(ジーセブン) 

 

3つの音でできてるコードは「G」でしたね。今回はそれに「7(ファの音)」がくっついてG7と成長しました。3つの音で出来たコードは無邪気で純粋な「子供な和音」なんです。そして4つの音で出来たコードは頼りになる「大人な和音」です。

 

GのコードはCに「落ち着きたい」という気持ちを持っているコードです。その気持ちを「落ち着きたい感」といいます。

そして「落ち着きたい感」に従って「G」-「C」と進む事を「落ち着きシステム」っていいましたよね。で、「7」がくっつくとどうなるかというと「落ち着きシステム」のための「落ち着きたい感」がアップします!

 

「落ち着きシステム」がGの時より強いって事は、「C」に進んだ時やあえて「C」に進まなかった時の裏切り感がより大きくて、聞き手に「おお〜!!」って感じさせる事ができるんです。なので「落ち着きシステム」の「落ち着きたい感」をアップさせるのは大事なんです。

 

 

まずこのコードを弾いてみましょう^^

F – G – Am – Am

F – G – C – C

   

その後このコードを弾いて下さい^^ 

F – G – Am – Am

F – G – FM7 – FM7

 

青いコードは3つの音で作ってるやつです。そして赤いコードが裏切ってみたコードです(^^)

次は下のコードです。

 

 

まずこのコードを弾いてみましょう^^

F – G – Am – Am

F – G7C – C

   

その後このコードを弾いて下さい^^ 

F – G7 – Am – Am

F – G7FM7 – FM7

 

青いコードの違いを是非弾いて確かめてほしいんですが、前回と比べて今回のコードは「落ち着きたい感」が出ていると思います。そして「落ち着きたい感」が強くなったのでその分「裏切られた感」がより強くなっていると思います。

 

こんな風に4つの音で出来たコードは一つ一つ役割がパワーアップしてます( ̄  ̄)。

次回も楽しみに(^^)

 

 LV.32「CM7:音が4つあるコード」

 

———————————————————————————————————————

img07 金子将昭  Masaaki Kaneko

www.masaaki-kaneko.com

1982年富山県生。ジャズピアニスト。合同会社前衛無言禅師代表社員。洗足学園音楽大学音楽学部ジャズ科ピアノ専攻卒業。

大学時にギター専攻で入学したが2年次よりピアノ科へ転専攻し19歳よりピアノを始める。

大橋卓弥(スキマスイッチ)、imalu、ジョナサン・カッツ、類家心平、マークトゥリアン、フレッドシモンズとのセッションライブやバンドサポート、ミュージカルなどでピアノを担当。

音楽理論の研究する東京音楽理論研究大学を主催。

Be the first to comment

Leave a Reply

Your email address will not be published.