[第4章]組み合わせの応用編(全3回)
前回の章でコードの組み合わせ技を「ひとつ飛ばし」で作ったり「ふたつ飛ばし」で作ったりといくつか紹介しました。それらは曲を作る時の基本になったりします。
しかし、それだけでは広がりに欠けちゃいます。基本を使えば誰でも同じように作れます。なのに人それぞれ個性がでるのは基本の上に上乗せされた応用の部分なんです。
というわけで、今回はその応用部分の「合わせ技」の話です。
今まで「ふたつ飛ばし」ならそれだけで作ってました。「3つ飛ばし」だって、「ひとつ飛ばし」だってそうでした。でも同じ組み合わせばかりだと飽きてきます。
「ふたつ飛ばし」は基本なのでコレだけで結構作れちゃいます。だけど一回だけ「となり同士」を挟んでみたりで「4つ飛ばし」をちょっと使ったりするともっと色々作れちゃうんです。
基本の組み合わせに他の組み合わせをどう使うかがコツなのです。
さっそくやってみます。
Dm(子) – G(父) –となり同士– Am(母) –左ひとつ飛ばし– F(子) –
となり同士- Em(母) – ふたつ飛ばし-Am(母) –左ひとつ飛ばし– F(子) –となり同士– G(父)
最初「ふたつ飛ばし」で始まったと思ったら、後はもう毎回違う組み合わせを連発。。。ごちゃまぜです。しかし音にするとまともなんです。
次回どうやって「合わせ技」にするかをしっかり解説いたします。
金子将昭 Masaaki Kaneko
http://www.masaaki-kaneko.com/
1982年富山県生。ジャズピアニスト。合同会社前衛無言禅師代表社員。洗足学園音楽大学音楽学部ジャズ科ピアノ専攻卒業入学時ギター専攻だったが、19歳を前に経験ゼロのピアノを始める事を決意し2年次よりジャズピアノ科に転専攻する。現在は、サポート仕事と和風なジャズを演奏する自己の音楽活動と並行しながら、日本初の音楽理論Webマガジン「サークル」編集長、合同会社 前衛無言禅師(ぜんえいむごんぜんじ) 代表社員、東京音楽理論研究大学主催、音楽共有アプリ「lepot」の開発、ミュージシャンシェアリング企画「1A1L(ワンエーワンエル)」プロジェクト推進、フリーランス向けの確定申告サイト運営など多岐に渡る。
<アイキャッチのイラスト>くきれも
制作環境: OS:Windows Vista,7
アプリケーション:CLIP STUDIO
明るくポップなイラストを描いています。一枚の絵でも前後のストーリーが見えるようなイラストを描くよう心がけています。ご依頼やお問い合わせのご連絡はこちらまで。(またはkukilemo[★]gmail.comの[★]を@にかえてお送りください。)
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