[第5章]コードの長い組み合わせ編(全3回)
今回は「コードの数。16個。」の話です。
8個なのに4つしか使わない技
C(母) – C(母) – Am(母) – Am(母)
F(子) – F(子) – Dm(子) – Dm(子)
G(父) – Am(母) – Bm(b5)(父) – C(母)
F(子) – Em(母) – Dm(子) – C(母)
後半の8個の最初の4つ(G-Am-Bm(b5)-C)は「となり同士」で、残り4つ(F-Em-Dm-C)は左に「となり同士」で組み合わせてみました。
注目してほしいのは前半の8個です。8個使ってるけど、4つしかないんです。コードを8個使うからと一個ずつポンポン変えていたら忙しく聞こえちゃうんです。。。忙しいのは後半でとっておきたいのです。
そこで8個使うフリして4つにしちゃうんです。そうすると進んでいるけどゆったり感じる、そういった効果があったりもします。
曲作りには実はこんなあまり気づかない隠し技を使ってたりもするんです。 自然と聞こえている中にこんな秘密があったりもするんで、組み合わせを使う時にはこっそりと使ってみましょう。
そして次回は32個!
金子将昭 Masaaki Kaneko
1982年富山県生。ジャズピアニスト。合同会社前衛無言禅師代表社員。洗足学園音楽大学音楽学部ジャズ科ピアノ専攻卒業。
大学時にギター専攻で入学したが2年次よりピアノ科へ転専攻し19歳よりピアノを始める。
大橋卓弥(スキマスイッチ)、imalu、ジョナサン・カッツ、類家心平、マークトゥリアン、フレッドシモンズとのセッションライブやバンドサポート、ミュージカルなどでピアノを担当。
音楽理論の研究する東京音楽理論研究大学を主催。
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