コードだけで学ぶ作曲理論
ゼロからのスタート編(全8回)
今回は「小節と拍」です。
さて、皆さんが聞いてる曲ってほとんどが「4の法則」で作られています。
その4で作られている部分は何かというと、「小節(しょうせつ)」と「拍(はく)」です。
まずは「拍」の話からです。拍とは・・・
まずコードを一回じゃ〜んと鳴らします。
(是非鳴らしてみてください(^^))
・・・。
「じゃ、次のコードいつ弾く?」
「ん〜、じゃこの辺で、じゃら〜ん。」
「次は?」
「この辺で、じゃら〜ん。」
これを続けているとテンポよくいきません。
そこで最初弾いたコードから次のコードまでを誰にでもわかるように数字で数える事にしました。
1・2・3・4(1でCをじゃらん、次の1まで待つ・・)
1・2・3・4(1でFをじゃらん、次の1まで待つ・・)
1・2・3・4(1でGをじゃらん、次の1まで待つ・・)
1・2・3・4(1でCをじゃらん、次の1まで待つ・・繰り返す)
この数えてる数字が「拍」です。
時間は1秒、2秒と数えますが、音楽の中の秒は1拍、2拍というように数えます。
(1拍です。1泊だと旅館です。誰ですか、間違えたのは。)
(ただし1秒と1拍の長さは同じじゃないですよ。音楽の1拍は色々な長さがあります。これは後ほど。)
拍があって、それを数えればみんな同じテンポで弾けます。
聞いてる人も、いつ次のコードが鳴るかわかるので安心して聞けますね。
1・2・3・4と拍を数える事はわかりました。これが「4の法則」なのかというと違います。
4の法則は「拍」よりももう一段階大きい単位の「小節」で登場します。
この「拍」より大きい単位の「小節」は時間でいうところの「分」です。
時間は1.2.3・・60秒で「1分」というように「分」にまとめます。
音楽は1.2.3.4と4まで拍を数えたらその「1.2.3.4」を「1小節」という単位でまとめます。
そしてまた1.2.3.4と数えたら「2小節」です。
小節と拍はわかりましたか??
次回はついに「4の法則」です(^^)
金子将昭 Masaaki Kaneko
http://www.masaaki-kaneko.com/
1982年富山県生。ジャズピアニスト。合同会社前衛無言禅師代表社員。洗足学園音楽大学音楽学部ジャズ科ピアノ専攻卒業入学時ギター専攻だったが、19歳を前に経験ゼロのピアノを始める事を決意し2年次よりジャズピアノ科に転専攻する。現在は、サポート仕事と和風なジャズを演奏する自己の音楽活動と並行しながら、日本初の音楽理論Webマガジン「サークル」編集長、合同会社 前衛無言禅師(ぜんえいむごんぜんじ) 代表社員、東京音楽理論研究大学主催、音楽共有アプリ「lepot」の開発、ミュージシャンシェアリング企画「1A1L(ワンエーワンエル)」プロジェクト推進、フリーランス向けの確定申告サイト運営など多岐に渡る。
<アイキャッチのイラスト>くきれも
制作環境: OS:Windows Vista,7
アプリケーション:CLIP STUDIO
明るくポップなイラストを描いています。一枚の絵でも前後のストーリーが見えるようなイラストを描くよう心がけています。ご依頼やお問い合わせのご連絡はこちらまで。(またはkukilemo[★]gmail.comの[★]を@にかえてお送りください。)
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