【対談 その3】「大事なのはとっつきやすくする事」吉松悠太(soniqa.net)×金子将昭


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今回の対談はわかりやすい音楽理論サイト「soniqa.net」を運営する吉松悠太さん。とっつきやすくわかりやすい風にしたい。それはアカデミックなところとわかりやすいもの、その両極端なものしかない時代だからこそ間の楽しみ方をする人たちのためのサイトを作る。

(記事構成/原田和真[脚本家])

 

「新しい時代や可能性を感じながら…」

吉松 音楽でも芸能的な方に関わる部分かアカデミックな部分か、どっちかに特化してるような気がするんですよね、ないんですよね間が、それを楽しむ何かをしてる人達ってのがいないかな~っていう

金子  そうそう、そうなんですよね。でも僕はそこらへんの人達がすごく将来出てくるんじゃないかな~、マジョリティーになるんじゃないかな~って気がしてて

吉松 う~ん

金子 アカデミックなことってやり続けると、そりゃあ面白いんだけれども。「で、どうするの?」って感じになるし。

吉松 はい

金子 なんかもうちょっと間のそれを面白く使えるようなことできてもいいんじゃないかなってすごく思ってるんですよ。だから僕は何かをしようって思った時に「やり方が分からない」ってことでそれを実現できない世の中が嫌だなって思うんですよね

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吉松 ああ~

金子 だから”音楽を作ろう”って思った時に、まずどんな形でもいいから簡単に作れるようなものがあったりとか、そこからでいいと思うんですよね~ガレバン(Garage Band)とかでループをポンと重ねてやってくれるとこから

吉松 はい

金子 まずそこで興味を持ってコードを動かしていけると、もしかしたらその人は「なんかちょっと違うな」って思うかもしれない

吉松 うん

金子 で「どうしたらいいんだろう?」って思う時にこういうサイト(ソニカ)とか、そういうところで「こんな風にやればいいんだ」って入れば良くて。いきなり1ページ目で「まずは音名からです」とか言われるとちょっと…(笑)

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吉松 そうですそうです(笑)

金子 そこなんだよね。なんで入り口そんな遠くすんのみたいな(笑)すぐに会ってくれないんだよね(笑) 

吉松 はははは(笑)

金子 で、そういった(間の)人達がもっといっぱい広がってくれたら、面白い音楽がいっぱい出てくるんじゃないかな~とかって思ってるんですよね

吉松 うん

金子 自分があんまり想像してないような音楽が出てくるんじゃないかな~とかって俺は思ってて。そういうのが出てきてちょっと話題になるぐらいになったら嬉しいなとかは結構思ってる

吉松 僕も”とっつきやすくしたいな”ってのは結構思ってますね

金子 うん

吉松 このサイト(ソニカ)も「ここが足りない」とか「抜けてる」とか言われようとも解りやすく。くじけないサイトを作ろうというのを一番考えてますね

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金子 それはすごいな(笑)

吉松 自分で調べたりとかしてて、ぶわぁ~っと20個ぐらい並べるんですよコードを。でも当時はレベル分けとかしてなかったんですね

金子 うんうん

吉松 すると「20個もあって最初も見るの嫌だ」みたいな人も結構いたんですよ

金子 なるほど(笑)

吉松 だから「ここまでは」ってので分けたり「ここが何合目」っていう風にくじけないようにしたりして 

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金子 ポリリズムとか言ってたりとかして軽そうに見えるんだけども、ちゃんと突っ込んでるんですよねドリア旋法とかも

吉松 旋法とかも本当説明がすごい難しいんですよ色んな人の調べても

金子 あれ俺分かんないですけど、なんか…説明したいんでしょうね?多分(笑)

吉松 全てを…(笑)

金子 自分でこれを説明してるのがその人のクリエイトなんでしょうね。楽しいのわかるんだけど、それで解りにくくなってるような気がする

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吉松 だからもうドリア旋法とミクソリディア旋法だけありゃいいじゃんみたいな

金子 俺ね~結構サイトで面白いと思ったのは、なんだっけな…「アヴォイドノート伸ばしていいよ」みたいな「音色によっては」みたいなことを書いてましたよね?実際のポップスの曲を持ち出して

吉松 はい

金子 ああいうのに言及してるのが凄くいいなと思ったんですよ。確かに従来の音楽理論だったら「アヴォイドはダメ」とかって言って、そこから作れなくなるんだけども「じゃあ実際どうなの」って言ったら結構やっちゃってるんですよね

吉松 そうですそうですそうです!

金子 あれがいいなって思いました

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吉松 アメリカとか本当にもう「逆に今それがカッコイイ」みたいな感じで

金子 あ、ふ~ん

吉松 特にダンスミュージックとかは普通に5ー5のドミナント行ってから2のサブドミナントに戻るっていうあの感じがカッコイイじゃんってのが。イギリスのパンクとかでもすごい多いです

金子 あ、アナ雪とかはそれですよね

吉松 あ~!そうですそうです!

金子 俺あれ聴いて「流行ってんの?これ」とかって思っちゃったんですよ

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吉松 あれアメリカとかイギリスとかのダンスだとすごい多いですよね

金子 あ、やっぱそうなんだ~

吉松 長調の曲で6から1に戻っちゃって、5に行って2みたいな、めちゃくちゃなのとかが普通に

金子 逆に言うと今まででほとんどやらなかったようなことですよね?

吉松 ですね、逆に新鮮に聴こえる

金子 ですよね!俺やっぱそれだな~って思ってて。だから今まで音楽理論をそういう風に言ってたのがすごい恥ずかしくなるみたいな(笑)

吉松 いやいやいや(笑)

 

1.2.3.

 


kanekomasaaki

金子将昭 Masaaki Kaneko http://www.masaaki-kaneko.com/

1982年富山県生。洗足学園音楽大学音楽学部ジャズ科ピアノ専攻卒。

大学にギター科で入学後すぐ、経験無しのピアノ始め、二年次よりジャズピアノ科へ転専攻。サポート仕事と和風なジャズを演奏する自己の音楽活動と並行しながら、日本初の音楽理論Webマガジン「サークル」編集長、(同) 前衛無言禅師 代表、東京音楽理論研究大学主催、劇団を作ろうプロジェクト主催、音楽アプリ「lepot」の開発、劇団ブラックラックへ楽曲提供、フリーランス向けの確定申告サイト運営など多岐に渡る。現在、百人一首曲付けプロジェクトとジャズスタンダードをトーク・演奏で楽しむ動画をYOUTUBEチャンネルにて公開。百人一首曲付けプロジェクトで検索。 

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吉松悠太 Yuta Yoshimatsu

音楽理論家。1990年北海道生まれ。16歳から作曲と音楽理論の勉強を始め、2010年に音楽理論の総合サイト「SONIQA」を開設。慶応義塾大学にて岩竹徹教授のもとで和声を学び、独自に構築した音楽理論である「マクロ音楽理論」を提唱する。現在は「PLUGMON.org」で英語圏へもDTMの情報と製品を提供している。

SONIQA : http://soniqa.net
PLUGMON.org : http://plugmon.org

<http://circle.musictheory.jp/?p=7249

haradakazuma
対談構成:原田和真(はらだかずま)
脚本家。1988年生まれ。北海道出身。大学から山形へ移住、お笑いや演劇の活動を始める。漫才、コント、演劇、アクション、音楽とのコラボ、ラジオドラマなど様々に挑戦し、手段を問わず”エンターテイメント”を追求する。2014年4月に活動を東京へ移す。
現在の欲望:映画の脚本をやりたい。マジシャンの仲間が欲しい事。
現在の所属:劇団ブラックラック、劇団あーてぃすとら、ラフィクション(お笑いユニット)
 
tomoroku
カメラマン:TOMOROCK
1982年埼玉県生。フォトグラファー。思春期にカメラと出会い、色々なものを撮る楽しさを知るも、学生時代にバスケットボールやバンド活動に自己表現のフィールドにシフトする。自己表現のフィールドをカメラに戻し、現在では、アーティスト写真や宣材写真の撮影を主に行なっている。
HP:http://www.tomorock-photo.net/
 
<撮影協力>
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住所:東京都世田谷区三軒茶屋2-38-10

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