【連載】Vol.15 「過去のコントラバス奏者編5」コントラバスとは?


kontorabasu

こんにちは。

今回は過去のコントラバス奏者編最後となります。

 

今回紹介するのはゲイリー・カー (1941-)です。

Gary_karr 

彼はコントラバスソリストとしての確固たる地位を確立しています。

数多くのコントラバスソロのCDを出していて、チェロ協奏曲などの他の楽器の曲もコントラバスで弾いています。

 

そんな彼は代々コントラバス奏者の家系に生まれます。ここまでは他の偉人と同じなのですが、彼は音楽の道に進むのを賛成されなかったようです。インタビューでも、親戚のベーシストとは連絡もとっていないとのことです。

 

とはいっても才能抜群だった彼はジュリアード大学で学び、21歳にしてニューヨークフィルと共演という華々しいデビューを飾っています。

その後、シカゴ交響楽団、ロンドン交響楽団、ロンドン・フィルハーモニック楽団を始めとする世界の名だたるオーケストラでソリストとして活躍しました。

 

演奏だけでなく、コントラバス教師としても大変有名で、ジュリアード音楽院などのあらゆる大学で教鞭を執っていました。 コントラバスの教本も数多く出版しています。

 

1967年にはInternational Society of Bassists(ISB)を創立し、世界のベース奏者の発展のために大きく貢献しています。

ちなみに彼の楽器はクーセヴィツキー(第13回参照)の使っていた楽器なのです。彼の死後、奥さんのOlgaさんがゲイリー・カーの演奏に感動して、譲ったそうです。 そしてゲイリー・カーは2005年にISBにクーセヴィツキーの使っていた楽器を寄贈し、今では世界中のベース奏者が弾けるようになっているそうです。

Koussbass-frontback 

 

彼は2001年には引退しており、現在はカナダに住んでいるそうです。

 

それでは演奏を聞いてみましょう。

 

こちらは動物の謝肉祭という曲の中の白鳥のパートです。 彼のデビュー曲でもあります。

この曲は動物をモチーフにして曲が書かれています。白鳥のパートではチェロのソロになっています。ちなみにコントラバスは象のところでフィーチャーされています。

 

 

他にもこちら

 

素晴らしいテクニックと音色です。コントラバスの魅力が十二分に伝わってきますね。

 

という感じで全5回に渡って過去のコントラバス奏者を紹介してきました。

もっと紹介したい人はいたのですが、マニアックになりすぎるのでこのくらいに留めています(笑)。気になる方は是非調べてみてください!!

 

アメイジング・グレイス~ベスト・オブ・ゲリー・カー~
カー(ゲリー)
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Vol.14 「過去のコントラバス奏者編4」コントラバスとは?

Vol.13「過去のコントラバス奏者編3」

Vol.12「過去のコントラバス奏者編2」

Vol.11「過去のコントラバス奏者編」 

Vol.10「コントラバスの形 編」 

Vol.9「スクロールの裏の彫刻編」

Vol.8「組み立てとスクロール&ネック編」 

Vol.7「表板制作(2)」

Vol.6 「表板制作(1)」

Vol.5 「裏板制作」

Vol.4 「側板制作」

Vol.3 「ジャーマンボウとフレンチボウ」

Vol.2「 ヴィオラ・ダ・ガンバ」

Vol.1 「コントラバスとチェロの違い」

 

 

参考)
http://www.garykarr.com/
http://www.isbworldoffice.com/
http://en.wikipedia.org/


レーベルサイト立ち上げました。

今後音楽等のコンテンツを配信していく予定です。 

http://hajime-suzuki.com

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鈴木元(すずきはじめ)

洗足学園音楽大学ジャズコース入学を機にコントラバスを始める。 藤原清登氏、佐藤ハチ恭彦氏にコントラバスを師事。

大学入学時より演奏活動を開始し、様々な場で活動を行う。 大学ではビッグバンドなども経験し、第42回山野ビッグバンドコンテストで5位入賞。2011年Taipei International Jazz festivalをはじめ国内外のジャズフェスティバルにも出場。

洗足学園音楽大学で優秀演奏者賞を獲得し、同大学を首席で卒業。

 

 

 

 


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