コードだけで学ぶ作曲理論
ゼロからのスタート編(全8回)
さて、前回でゼロからのスタート編(全8回)は終わりました。もう土台はできましたね(^^ )
今回から新しい章です。今までは3つのコードだけだったんですが、今回はなんと一つ増えます。
と、その前に家族コードを復習。
Cの家族コード(C家)
C・Dm・Em・F・G・Am・Bm(b5)
全部で7人です。色変わってるやついますよね。今回新しく仲間になる方です。では今回のプロジェクトに参加していただく新しい仲間をお呼びします。
「Am(エーマイナー)」です。!
( ̄- ̄)ゝ (‘ ‘ )おおー///
ちなみに役割はCと同じ「母」です。ここ大事です。はずさないように。
というわけでAm(家)が仲間に入りました。こいつは同じコードが続くまんねり化を助ける頼りがいのある兄貴分なやつです。
さて、問題はどうやってこの4つ組み合わせるかですよね。それで「ゼロからのスタート編(全8回)」で1つだけ組み合わせを覚えました。
コレです。
C(母) – F(子) – G(父) – C(母)
さて、こいつを使っていきましょう。それでAmを仲間に入れるんですが、どこに入れたらいいか?なのですが、なんと・・・「基本的にどこに入れても良い。」です。
ほんとです。好きにいれても大丈夫なんです。ただし「3つの役割」と「4の法則」は守りましょう。
覚えた組み合わせも4つだけしかコードありませんよね。4小節で4つのコードです。そして3つの役割の「父」と「母」と「子」も全て入ってます。
Amの持っている役割は「母」です。そして「4の法則」の4小節で作る。組み合わせに使ったコードには「父」「母」「子」ゔぉ「3つの役割」を残るようにしておく。
さて早速組み合わせます。が、すでに4つコードがあるのでAmを増やしたら数が5つになりますね。どこか1つをなくしましょう。どこでもいいですよ。
今回は「C」が二つあるんで片方を変えましょう。 同じコードのまんねり化を止めてくれるのがAmの良いところ。
C(母) – F(子) – G(父) – Am(母)
出来上がり。自分で作った初めての進行。なんだか嬉しい。違うのもやってみましょう。まずは元の組み合わせ。
元の組み合わせ
C(母) – F(子) – G(父) – C(母)
CとFの間にAmを入れてみたい。なのでどれか無くします。3つの役割を考えると、やはりC!(二つあるし・・)そうすると・・・・、
C(母) – Am(母) – F(子) – G(父)
できた!実は、この組み合わせはあのベン・E・キングの名曲「スタンド・バイ・ミー」の組み合わせです。一曲これだけで出来てます。
ついに名曲を作れる可能性を手にしました。
さてさて、次回はまた増えますよ〜(^^ )
金子将昭 Masaaki Kaneko
http://www.masaaki-kaneko.com/
1982年富山県生。ジャズピアニスト。合同会社前衛無言禅師代表社員。洗足学園音楽大学音楽学部ジャズ科ピアノ専攻卒業入学時ギター専攻だったが、19歳を前に経験ゼロのピアノを始める事を決意し2年次よりジャズピアノ科に転専攻する。現在は、サポート仕事と和風なジャズを演奏する自己の音楽活動と並行しながら、日本初の音楽理論Webマガジン「サークル」編集長、合同会社 前衛無言禅師(ぜんえいむごんぜんじ) 代表社員、東京音楽理論研究大学主催、音楽共有アプリ「lepot」の開発、ミュージシャンシェアリング企画「1A1L(ワンエーワンエル)」プロジェクト推進、フリーランス向けの確定申告サイト運営など多岐に渡る。
<アイキャッチのイラスト>くきれも
制作環境: OS:Windows Vista,7
アプリケーション:CLIP STUDIO
明るくポップなイラストを描いています。一枚の絵でも前後のストーリーが見えるようなイラストを描くよう心がけています。ご依頼やお問い合わせのご連絡はこちらまで。(またはkukilemo[★]gmail.comの[★]を@にかえてお送りください。)
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