【0から始めるベースライン講座1】ルート&オクターブを使う!!
【0から始めるベースライン講座2】ルート&5度を使う!!
前回は5度を使ったベースラインを解説しました。今回はコードトーンを全て使っていきます。
コードトーン
基本的にジャズは四和音が使われていますので、ルート・3度・5度・7度が使えます。 特にポップス等ではベーシストは普段コードのルートばかりを弾いていますので、あまりコードトーン全てを意識することは少ないかもしれません。 それを踏まえ少しコードトーンに関する練習問題を作りました。コードトーンが苦手な方はこちらを解いてウォーミングアップしましょう。 コード読むのに慣れている方は飛ばしてください。
[symple_toggle title=”問題”]
こちらのコードを書いて下さい
[/symple_toggle] [symple_toggle title=”答え”]
さて、今回は使える音が4つもあります。小節の1拍目にルートを持ってくる以外の制約はありません。 ですがそのままコードトーンを闇雲に並べるよりも、以下のように少し工夫をするとなめらかなラインになります。
テクニック1: 半音下から
ある小節A次の小節をBとすると、半音上がるとBの1拍目の音になるような音がAのコードにある場合は、4拍目でその音を使う。
テクニック2: 半音上から
同様に、半音下がるとBの1拍目の音になるような音がAのコードにある場合は、4拍目でその音を使う。
テクニック3: 5度上から
同様に、5度下がる(または4度上がる)とBの1拍目の音になるような音がAのコードにある場合は、4拍目でその音を使う。
テクニック4: 2度上下から
同様に、2度上下するとBの1拍目の音になるような音がAのコードにある場合は、4拍目でその音を使う。
譜例の音源がこちらです。1番から順番に2回ずつ繰り返しています。
これらの工夫はしなくてもラインは作れますが、使うと少しまとまって聞こえます。数字が番号が小さい程効果があります。この理由に関してはもう少ししてから説明したいと思います。
今回の譜例
音源は上がベースあり、下がマイナスワンとなっています。
使える音が増えたので少しバリエーションが出てきた感じですね。自分なりに格好良いラインを作ってみてください。
今回の課題
今回までに使ってきた方法を使って作ってみてください。
前回の課題
忘れるところでした…(笑) 前回の譜例です。音源は上がベースあり、下がマイナスワンとなっています。
前回の譜例です。音源は上がベースあり、下がマイナスワンとなっています。
次回はアプローチノートについて解説していきます。
レーベルサイト立ち上げました。
今後音楽等のコンテンツを配信していく予定です。
鈴木元(すずきはじめ)
洗足学園音楽大学ジャズコース入学を機にコントラバスを始める。 藤原清登氏、佐藤ハチ恭彦氏にコントラバスを師事。
大学入学時より演奏活動を開始し、様々な場で活動を行う。 大学ではビッグバンドなども経験し、第42回山野ビッグバンドコンテストで5位入賞。2011年Taipei International Jazz festivalをはじめ国内外のジャズフェスティバルにも出場。
洗足学園音楽大学で優秀演奏者賞を獲得し、同大学を首席で卒業。
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