【0から始めるベースライン講座1】ルート&オクターブを使う!!
前回はルートを使ったベースラインについて解説しました。今回は5度を入れていきます。
5度は、ルートを主音とするメジャー(またはマイナー)スケールの5番目の音と考えるといいと思います。例えば、Cmaj7であればルートがCなのでC,D,E,F,Gとなり、5度の音はGです。同様に、Ab-7であればEbの音です。たまにC-7(b5)みたいなコードが出てきますが、これは5度を半音下げるという意味ですので、5度の音はGbの音です。
何故5度なのかというと、コードトーンの中でもオクターブの次に安定する音であり、若干ドミナントの機能があるからです。
例えば単音でC-G-Cと弾けば、単音ではありますがI-V-Iの進行になります。そのため、同一コード内であっても5度からルートに戻ると若干の安定感が出ます。
ただし5度自体がコードトーンですので、ルートに帰ってこなくても問題はありません。(難しい場合は今は5度を使うと良いとだけ覚えておいてください。)
前置きが長くなりました。今回はこの5度を加えてラインに少し変化を付けましょう。
さて、ここで問題になるのはいつ5度を使えば良いのかということです。
今の段階では小節の最初の音は必ずルートから始めるようにしてもらえれば、5度はどこで入れても大丈夫です。
それでは譜例を見てみましょう。
今回からマイナスワン(ベースが入っていないカラオケ)を付けました。1つめがベースあり、2つめがベースなしです。是非自分でラインを作ってマイナスワンでも練習してみてください。
5度を加えることで少しだけ変化が出来ましたね。1小節に2つコードがあるところなんかはそれっぽい感じになってますね。(笑)
ライン作りに慣れるためにも、こちらでラインを作ってみてください(音源はマイナスワンです)。これの譜例は次回に載せます!!
次回は他のコードトーンを入れていきたいと思います!!
レーベルサイト立ち上げました。
今後音楽等のコンテンツを配信していく予定です。
鈴木元(すずきはじめ)
洗足学園音楽大学ジャズコース入学を機にコントラバスを始める。 藤原清登氏、佐藤ハチ恭彦氏にコントラバスを師事。
大学入学時より演奏活動を開始し、様々な場で活動を行う。 大学ではビッグバンドなども経験し、第42回山野ビッグバンドコンテストで5位入賞。2011年Taipei International Jazz festivalをはじめ国内外のジャズフェスティバルにも出場。
洗足学園音楽大学で優秀演奏者賞を獲得し、同大学を首席で卒業。
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