第14回「ペンタトニックからの脱却その7 “バックのコード進行に違うアルペジオを当てる”」
今年もあと2ヶ月少々になって参りました・・・みなさま悔いのない一年は過ごせていらっしゃいますでしょうか(笑)
自分は今のところ音楽教室の立ち上げ、自分のギターデュオ、ナガタクのレコーディングでバタバタであります・・・果たして今月中に目処がつくやら。。。。ぼやいてもしょうがないので(苦笑)早速今月もいってみましょう!
前回までは番外編としましてスケールアウトをご紹介していきましたが、今月からはまた本線に戻りまして、「ペンタトニックからの脱却」に原点回帰していきます!
今回ご紹介するのは「バックのコード進行に違うアルペジオを当てる」です
何ヶ月か前に「アルペジオで攻める」をご紹介しましたが、今回はかなり響きの違った別の使い方をご紹介していきます
まずは一発目の譜例から。
バックのコードは今回Am一発でいきます
この譜面では前半のブルージーなフレーズから後半にかけてバックのコード進行Amに対してEmのトライアドを当てていきます
ここで「Amが鳴っているのに、Em鳴らしちゃっていいの?」
と感じる方がいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫なんです!(笑)
では理由は何だ?という話になりますが、少しAmに対するEmのトライアドの響きを分析してみましょう
上記はEx-1のフレーズで使われている音を図にしています
青い音がよく使うAmペンタトニックスケールの音、そしてグレーの音がEmのトライアドになっているわけですが、この図を見て頂くとおり、EmのトライアドがそれぞれAmに対する2nd、5th、7thになっていて(KeyがAmだった場合)音が外れていないことが確認いただけると思います
むしろこのEmを露骨に弾いて頂くことで2nd(9th)のテンションが強調されることになり、フレーズに緊張感を与えてくれます。
このようにバックのコードに対して別のトライアド(アルペジオ)を当てる手法はジャズミュージシャンがよく使う作戦ですので、ちょっとフレーズにジャズっぽい香りをもたせたい場合はかなり重宝するはずです!
ぜひいろいろとお試しくださいませ!
次回はまたこの続きをご紹介していこうと思います!
ではまた!
ライブ情報
・10月26日日曜 船橋ミュージックストリート
永瀬晋ソロ
http://www.city.funabashi.chiba.jp/event/culture/musicstreet.html
・11月1日土曜 阿佐ヶ谷 チェッカーボード
永瀬晋ソロ 21時~ チャージ500円(要オーダー)
http://www.chicagoplanning.com/checker.html
・11月9日日曜 六本木 ピンクカウ
ナガタクで出演です 詳細は後ほど
・11月30日日曜 吉祥寺 麻よしやす
永瀬晋 こだま金魚
15時~2stage 投げ銭要オーダー
・12月21日日曜 川崎 カフェレストランPOP
成嶋大介 志田翼 永瀬晋 14時~
ペンタトニックからの脱却
Aマイナー ペンタのインプロアイディア
永瀬晋(ナガセススム)
ウェブサイト:http://souleave.com/
16歳の頃にジミヘンドリックスのビデオに衝撃を受けギターを手にする
ロックを軸に、ジャズ、カントリー、ファンク等様々なフィールドで活動中
現在ギターデュオ「ナガタク」、ソロ、バンドを中心に音楽講師、アーティストサポート、レコーディング等で活動中
・2008年頃ギターデュオ「ナガタク」結成
・2012年ファーストミニアルバム「ナガタク」をNGTKレコーズ、サインポールレコーズより発売
・2012年夏、NHKラジオ、で特集が組まれアルバム全曲放送されるなど好評を得る
・ファーストCDが雑誌などメディアに取り上げられ好評を得る。
・現在「ナガタク」、永瀬晋名義ソロライブや、サポート活動中<
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