【アレクサンダーテクニーク講座 Vol.2】「音楽家のためのからだの使い方」講師:川浪裕史

2014_0328 

こんにちは、川浪です。第2回をお送りします。
 
 
アレクサンダーテクニークのレッスンを受ける方は次のような悩みをお持ちの方が多いです。
 
・速いフレーズで指がまわらない
・音程を安定させたい
・音が小さい
・肩や腰が痛い
・練習したフレーズが本番で出ない
 
などなど。こんな悩みをどのように対処しますか?
 
指がまわらない時を、例に挙げてみます。ほとんどの方は、指がまわらない時に、指をまわそうとします。当たり前と思うかもしれませんが、
これでは上手くいきません。なぜなら、指がまわらない原因は指以外のところにあるからです。
 
原因を解決しないまま、なんとかしようとしても、上手くいかないのは当然です。指以外にも、肩や腰が痛いや、脱力できないといったことも、原因は別のところにあります。
 
なぜかというと、人間の身体は、全身でバランスを取り合っているからです。指が動かない時など、体の一部で問題が起こっている時は、全身のバランスが崩れてしまっていることが原因になっています。
 
では、全身のバランスを考える時に、もっとも重要なところはどこでしょうか。これは、アレクサンダーさん(アレクサンダーテクニークの創始者)が発見した、もっとも重要なことでもあります。
 
彼は、全身のバランスでもっとも重要なのは軸である、と発見しました。軸を、もうすこし正確に言うと、頭と背骨のことです。
 
これまでのことをまとめると、
 
・指がまわらない原因は、体の他の部分にある
・全身のバランスで一番重要なのは、軸である
 
ということです。
 
次回は、軸のバランスが、全身にどのように影響するのか、についてお話しします^^
 

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こちらでレッスンを行っています。http://www.ys-lesson.com/


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川浪裕史 Yuji Kawanami

http://www.ys-lesson.com/

大阪出身。アレクサンダーテクニーク講師。
2011年よりレッスンを開始。音楽家のための無理のないからだの使い方を指導し、プロからアマまで、200人以上がレッスンを受講。個人レッスンのほか、音楽スクールや、ライブハウス、吹奏楽団等でもセミナーを開催し、好評を博している。

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