前回はドレミファのお話をしました。
第3回の今回はドレミファより大きいドレミファソラシドの話。
>>>vol.1「音楽は120個の音の組み合わせの話」<<<
さてさて、ついにドレミファソラシドの話です。
前回は半分のドレミファがドーファという音(東方の国からなんらかの形で受け継いだと思われるドーファの音程)が歌いやすかったという所から、
ドーファの音はそのままに間に他の音を入れてみようと考えた人達がいて、
それがの基盤になって4つを音のかたまり、ドレミファができたお話をしました。
そして、ドーレーミbーファやらドーレbーミーファ、ドーレbb(ドとレbの間の音)ーミーファなど、ドーファの間を色々な音を埋めて多種多様な4つの音集まりができました。
そして、その沢山の4つの音集まりを「合体させようぜ」、と言い出した人がいるわけですよね。
(具体的に誰々が言い出したわけではないですが・・・、)
それで合体させてできたのがドレミファソラシドです。
もっとも、当時は「ドレミファソラシド」ではなく、
それを「ミ」から始めた「ミファソラシドレミ」が使われていたのじゃないかという意見も多いみたいです。
が、ここでは歴史的な解釈より「音が8つ集まりが使われだしましたよ」ってことに注目したいのです。
この4つの音の集まりから8つの音の集まり、
つまり「音階」ができました、っていう辺りでまだ紀元前なお話です。
そしてこれら音楽の元は主にギリシャで発達したと言われています。
つまりギリシャ音楽理論ですね。
その後ローマが文化の吸収とともに多少なりとも影響を受けて音楽理論が発達したのではと考えられてもいます。
そして0年がやってきてキリスト教ができると、教会音楽という音楽が広がりはじめます。
教会の音楽といえば聖歌です。
キリスト教の普及とともに聖歌が各地で広がります。
そしてこの音楽には今日では当たり前の和音が使われていませんでした。
和音、つまりドレミを同時に弾かない。必ず一つの音でしか歌わないという変わった特徴がありました。
ラララー♪
さて、次回は聖歌の話です。
>>>Vol.4 「メロディのみ」から「メロディ+メロディ」の音楽へ<<<
>>>vol.1「音楽は120個の音の組み合わせの話」<<<
———————————————————————————————————————
1982年富山県生。ジャズピアニスト。合同会社前衛無言禅師代表社員。洗足学園音楽大学音楽学部ジャズ科ピアノ専攻卒業。
大学時にギター専攻で入学したが2年次よりピアノ科へ転専攻し19歳よりピアノを始める。
堂本光一、大橋卓弥(スキマスイッチ)、imalu、ジョナサン・カッツ、類家心平、マークトゥリアン、フレッドシモンズとのセッションライブやバンドサポート、ミュージカルなどでピアノを担当。
音楽理論の研究会、東京音楽理論研究大学を主催。
Leave a Reply