「黒人音楽3選」ポマード愛好家おっちゃんがオススメ!

おっちゃん思うに、黒人音楽の世界というのは底なし沼やね。一度ハマってしまったが最後、もう抜けることはできんのよ。
 
そんなハマってしまったおっちゃんが厳選の曲を紹介しようと思うから、オープンマインドで楽しんでってね。

 

1.「Give It Up Or Turnit A Loose」James Brown


 
あのマイケル・ジャクソンもプリンスも敬愛してやまなかったジェームス・ブラウン(以下JB)。
Funkの始祖であるJBの脂の乗りきった全盛期のアルバム「Live At The Olympia Paris,1971」からの一曲。
 
強力なリズム隊を擁し、1拍目を強調する”On The One”と呼ばれるFunkのスタイルを確立した人。
 
とにかくものすごいライブアルバムなんやけど、一曲選ぶならこの曲。ブーツィーのベースリフと、そのお兄ちゃんキャットフィッシュ・コリンズのカッティングギターが最高にカッコいいんよ。
 
 

 

2.「Mojo Hand」Lightnin’ Hopkins


 
続いてはBluesの名盤「Mojo Hand」からの一曲。
Bluesは人種差別の色濃く残る南部で綿摘みとかして過酷な生活をしていた黒人達がルーツの音楽。
 
オススメはアルバムタイトルのこの曲。「Mojo」はヴードゥー教の御守りとか、異性をモノにする魔術という意味。
 
日々の寝床もない貧乏男が、浮気するガールフレンドを繋ぎとめるため「よっしゃ俺、Mojoを手に入れるためにちょっくらルイジアナ行ってくら」と唄ってる曲。
 
貧困、性モラル、そしてヴードゥー教…当時の黒人の日々の営みが生々しいくらいに脳裏に広がる一曲。もうこれをブルースと言わずしてどうする。
 

3.「Yu-Ma ~ Go Away Little Boy」Marlena Shaw 


 
最後にフリーソウル・レアグルーヴ界隈からも絶大な人気のこの女性ボーカルを紹介するよ。
この人、Jazzの名門ブルーノートから1975年に『Who Is This Bitch, Anyway?』っていう大名盤アルバムを出してるけど、あえておっちゃんは「Sweet Beginnings」というアルバムを推す。
 
なんといっても2曲目のこの曲が素晴らしい。
 
初めてラジオで聴いた時、そのしっとりとした語り出しから終盤に向けてドラマチックに歌い上げていくマリーナにおっちゃんすっかりやられてしまってね。
 
ラジオ局に問い合わせてキューシートのコピーを送ってもらい、中古屋さん歩き回ってようやくこのアルバムを見つけてきたというわけ。
 
今はネットですぐ調べがつくし、試聴もできるし、CD買わずともストーリーミングで聴ける、便利な時代になったもんやね・・・。

 

いかがだったかな。
たった3曲で黒人音楽の魅力をお伝えするのはもちろん不可能。
でも、その曲が入ってる1枚のアルバムからどんどん枝分かれに興味が湧いて、気付けば底なし沼にハマって金欠病というのはよくある話。ってそれおっちゃんやけど。
 
ほなまた!

<構成/金子将昭>


◎この記事を書いた人 

 
おっちゃん
 
ポマード愛好家。睡眠大好きなのに6時間以上寝ると腰が痛くなる。ブラジリアン柔術茶帯。
 
 

◎アイキャッチ画像担当

MOMOKO
 
イラストレーターを目指して日々絵を描いています。イラストの御依頼お受けしています!
Instagram⇒@momo.co312
 

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