今回はついに1拍目ルートの呪縛から開放されます!!
1拍目にルートを置かないやり方を見て行きましょう。この方法を使うとベースラインをもっと滑らかにしたり、解決間を少なくしたり、より大きな流れを作ることが可能になります。
今回は1拍目の音をコードトーンに絞って解説します。
コードの3度に解決
まず、一番解決しやすいのは3度です。少し変わった雰囲気になりました。
音源では音を伸ばしているのでちょっときつい感じの音に感じる方もいるかもしれませんが、4分音符で弾いているとあんまり気にならなかったりします。
コードの5度に解決
次に5度です。
こちらは不協和度が低いため、普通にコードが変わったように聞こえてしまい、他の楽器の人にとっては分かりにくいサウンドになってしまう場合もあります。連続使用するのは慣れるまでは少々危険かもしれません。
コードの7度に解決
7度の場合は5度ほど危険はありませんが、コードのすっきり感は減ります。
スケールワイズアプローチと組み合わせると効果的です。
さて、これでコードの合間を縫って移動したりできるようになります。
譜例を見て行きましょう。
今回の譜例
1小節目と最後音以外は全てルート以外の音から始まっています。
ここまでやると本来の進行の感じが大分薄れてきますね。実際の現場でここまでやると文句を言われることも!?
前回の課題
今回の課題
ここまででかなり幅が広がったはずです。
次回はコードトーン以外の音に解決していきます。いよいよ大詰めです。次回もお楽しみに。
レーベルサイト立ち上げました。
今後音楽等のコンテンツを配信していく予定です。
鈴木元(すずきはじめ)
洗足学園音楽大学ジャズコース入学を機にコントラバスを始める。 藤原清登氏、佐藤ハチ恭彦氏にコントラバスを師事。
大学入学時より演奏活動を開始し、様々な場で活動を行う。 大学ではビッグバンドなども経験し、第42回山野ビッグバンドコンテストで5位入賞。2011年Taipei International Jazz festivalをはじめ国内外のジャズフェスティバルにも出場。
洗足学園音楽大学で優秀演奏者賞を獲得し、同大学を首席で卒業。
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