credit: blackseablue via FindCC
今回エモリー大学のチームが発表した研究では、霊長類には好みのリズムが存在するということが分かりました。
これまでの研究では、チンパンジーは西洋音楽が流れても聞き流している様子でしたが、今回の実験では、アフリカやインドの音楽が流れると音楽を聞き入っているとのことです。
実験では、16匹のチンパンジーを2グループに分けて40分間スピーカーで音楽を流し、スピーカーに対してチンパンジーがどの位置にいるのかを2分おきに記録しました。
実験にはアフリカ音楽、インド音楽、日本音楽の3種類の音楽が使われました。前者2つが流れている時はチンパンジーはスピーカーの近くに寄ってきましたが、日本音楽が流れるとスピーカーから遠ざかったのです。
日本音楽は西洋音楽と同じく、強いビートが一定間隔で繰り返されますが、アフリカやインド音楽では強いビートと弱いビートがかなり入り混じっています。
威嚇の際、チンパンジーは周期的に足を鳴らしたり、物を叩いたりします。このため、周期的な強いビートが出る日本音楽などを、危険な音として認識している可能性があるのです。
習性的なものから来ているのでしょうが、霊長類にもリズムの好みがあるようです。 音の高さや和音にも好みがあるのかも気になるところですね。
http://www.wired.co.uk/news/archive/2014-06/28/chimpanzees-music-taste
Reference: wired.co.uk (28-6-2014) / Chimpanzees prefer African and Indian music / http://www.wired.co.uk (Accessed 02-07-2014)
レーベルサイト立ち上げました。
今後音楽等のコンテンツを配信していく予定です。
鈴木元(すずきはじめ)
洗足学園音楽大学ジャズコース入学を機にコントラバスを始める。 藤原清登氏、佐藤ハチ恭彦氏にコントラバスを師事。
大学入学時より演奏活動を開始し、様々な場で活動を行う。 大学ではビッグバンドなども経験し、第42回山野ビッグバンドコンテストで5位入賞。2011年Taipei International Jazz festivalをはじめ国内外のジャズフェスティバルにも出場。
洗足学園音楽大学で優秀演奏者賞を獲得し、同大学を首席で卒業。
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