幼少期に音楽をすると言語能力が上がるというのは以前お伝えしましたが、どうやら言語能力だけではなく良い人間関係を築くのにも役に立つようです。
研究によると、音楽によって子供の向社会的行動(他人の利益のために自発的に行動すること)と
問題解決能力が高まる事が分かりました。
Making music may improve young children’s behavior
http://www.sciencedaily.com/releases/2013/09/130905202851.htm
2010年に行われた研究で、既に向社会的行動ができるようになるというのは分かっていましたので、今回の研究では楽器を弾いたり歌うことが問題解決能力にどのような影響を与えるか、また男女間で差があるかについても研究が行われました。
実験では4歳児の男女各24人をランダムに2つのグループ(MusicとNo Music)に分け、Musicグループでは歌ったりパーカッションを演奏してもらい、No Musicグループでは物語を聞いていました。
その後、両方のグループには”協力”ゲームと”手助け”ゲームを行ってもらい、”手助け”ゲームの際には行動観察によって問題解決能力をチェックしました。
音楽をすることで男女共に他人を思いやる気持ちが高くなりました。
MusicグループはNo Musciグループの30倍以上、さらに女子は男子の20倍以上も他人のために行動する傾向にありました。また、No musicグループの6倍、ここでも女子のほうがはるかに他人と協力する傾向にありました。
Musicグループの男子は問題解決能力が4倍高かったそうです。
今回の研究者の一人であるRie Daviesは「学校や親が音楽の持つこの役割を認識することが必要だとはっきりしました。授業で歌を歌ったりすることで、学習や心に問題を抱える子どもたちが学校生活で疎外感を感じにくくなるかもしれません。」と述べています。
こういうニュース見てると小さい時に音楽やっておけば良かったと思いますね…(笑)
Musicグループがここまで圧勝というのは驚きです。。。
レーベルサイト立ち上げました。
今後音楽等のコンテンツを配信していく予定です。
鈴木元(すずきはじめ)
洗足学園音楽大学ジャズコース入学を機にコントラバスを始める。 藤原清登氏、佐藤ハチ恭彦氏にコントラバスを師事。
大学入学時より演奏活動を開始し、様々な場で活動を行う。 大学ではビッグバンドなども経験し、第42回山野ビッグバンドコンテストで5位入賞。2011年Taipei International Jazz festivalをはじめ国内外のジャズフェスティバルにも出場。
洗足学園音楽大学で優秀演奏者賞を獲得し、同大学を首席で卒業。
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