誰もが音楽を好きだと考えがちですが、どうやら音楽を聞いても何も感じない人もいるようです。
今回はそんなニュースです。
Some Totally Normal People Just Don’t Like Music That Much
http://www.smithsonianmag.com/smart-news/some-totally-normal-people-just-dont-music-much-180950000/?no-ist
ニーチェは「音楽なしには生は誤謬となろう。」と言っていますし、テイラースウィフトも「人はいつもそばに居てくれるわけではないが、音楽はいつでもいてくれる」と言っています。
誰もが音楽が好きだと考えてしまいますが、実際はそうではないようです。
スペインの研究者達が音楽を聞いても全く楽しくない人がいるということを突き止めました。その人達は耳が聞こえないわけでも、無情なわけでもないのです。
研究では、健康で他に全く問題がなく、普通に音を認識できるのに、音楽を楽しめなかったり音に対して自律的に反応できない人がいるということが明らかになりました。
そんな人たちも金銭的な報酬には反応するので、音楽を感じられないからといって脳の報酬系全体が機能していないというわけではないのです。
素晴らしい曲が流れるとそれを聞いて泣いてしまう人もいますが、全く涙がでない人もいます。
この研究では音楽を好む度合いが人によって違う理由について少し触れています。
音楽の感じ方が他の人と異なったり、気分によって音楽の感じ方が変わったりすることが原因のようです。
また、例えばつま先でリズムを刻んだり頭を振ったりすることで、人は自発的・直感的に身体の動きとビートを合わせますが、それが人に強い影響を与えるということです。つまり、これを全くしない人は音楽の感じ方が異なるということです。
音楽を聞いても何も感じない人もいるというのは驚きです。
以前の記事で、音楽は言葉より前に生まれていたという説を見ていたので、全ての人が音楽を好きだと思っていました。
だからといって脳の一部が機能していないわけではないようですね。
この診断テストでは自分の音楽好き具合が調べられます。各項目ごとに数値で表されるので、なかなか面白いです。時間がある方はやってみてください。
レーベルサイト立ち上げました。
今後音楽等のコンテンツを配信していく予定です。
鈴木元(すずきはじめ)
洗足学園音楽大学ジャズコース入学を機にコントラバスを始める。 藤原清登氏、佐藤ハチ恭彦氏にコントラバスを師事。
大学入学時より演奏活動を開始し、様々な場で活動を行う。 大学ではビッグバンドなども経験し、第42回山野ビッグバンドコンテストで5位入賞。2011年Taipei International Jazz festivalをはじめ国内外のジャズフェスティバルにも出場。
洗足学園音楽大学で優秀演奏者賞を獲得し、同大学を首席で卒業。
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