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【その1 活動を支援する仲間を集める〜アマンダ・パーマー〜 】 CD Baby説明会「 海外ミュージシャンに学ぶ、成功事例」

「ゴールは誰も教えてくれない。だから成功事例に学ぶ。」

今回はCD Baby説明会を体験。この取材のためにいつも通りの形でやって頂きました。

いつもはCD Babyの使い方や先端の音楽情報・ライセンシングなど、インディーミュージシャンに必須の情報をたくさん提供しているこの説明会。

今回は海外ミュージシャンに学ぶ、成功事例の話。

(インタビュー・構成/金子将昭、写真/たーまん)

−後藤啓次−

コンサルタント。1962年生。中学時代からバンド活動を始め、仕事を始めてもインディミュージシャンとしてオリジナル曲を発表し続ける。現在はコンサルタントを生業とし、音楽活動もしつつ、CD Babyをはじめとする海外のインディアーティスト向けサービスを利用する日本のアーティストの手助けをしている。http://jp.members.cdbaby.com

パフォーマーのアマンダ・パーマー


後藤 いつも説明会では、音楽ツールの使い方や音楽情報などを取り上げることが多いのですが、今回は特殊な回です。自分の考える音楽のゴールにどうやって行き着くかは誰も教えてくれないんですよね。

それなら成功してる事例からヒントを掴もうという回です。

金子 はい、たっぷり勉強していきたいと思います!!!!(`・ω´)キリッ

後藤 最初に紹介するのは、インディーミュージシャンで成功した人でこの人抜きには始まらない、Amanda Palmer(アマンダ・パーマー)という方の紹介です。

この方は厳密にいうとミュージシャンではなくパフォーマーですね。

金子 ミュージシャンオンリーではないんですね。

後藤 ストリートで台の上に立ってマネキンの真似をする人っていますよね。海外ではそういったストリートパフォーマーはたくさんいて、この方も2000年頃からそんな活動をしていた人です。そして音楽活動もしていました。

2008年くらいにはこういった活動で食べれるようになっていて、このまま行けばアーティスト・芸術家みたいになっていくような人でした。

金子 パフォーマーではなく芸術家だったんですか?

後藤 裸になって観客にボディペイントをさせるようなこともやっていたし、音楽もやっていたので一言でいうのは難しいかもしれません。

ファッションデザイナーでもDJをやっていて、カメラマンもやっている、みたいな感じでしょうね。

金子 そういった活動で有名になり、それで音楽活動も売れたんでしょうか。

後藤 有名になったのはこの活動ではなく、2009年の春に始まったばかりのキックスターターというクラウドファンディングで、2012年に「CDを作りたい」といってプロジェクトを立ち上げ、それが24883人から1億円を集めました。

当時はキックスターターも今ほど有名じゃなく、ましてや音楽のプロジェクトでこれだけの金額を集めた人がいなくて、それが注目を集め一気に有名になりました。

それでメジャー契約がないまま、億単位の予算でMVCDなどを作った人です。

金子 パフォーマーをやっていた個人がネットを使ってクラウドファンディングをしたら大成功したパターン・・・。

ミュージシャンとしてのアマンダ・パーマー

後藤 アマンダ・パーマーの舞台は客席と舞台の境界線が曖昧なものも多く、みんな仲間というような感覚で活動していたんですね。

それで音楽活動の時は「お客さんはCDを買う人」という認識をしませんでした。ツアーのバックミュージシャンもそれぞれの土地にいる自分のファンにやってもらいってたりしました。

金子 それはすごいですね。ギャラ払ってたんですかね・・・

後藤 払っていなかったんです。有料のライブでバックバンドを無料で雇われてしまうと、仕事を待っているミュージシャンは困るわけです。

アメリカ各地にあるミュージシャンの組合から訴えられて、結局ギャラを払うことになりました。。

金子 やっぱり・・。

後藤 それで今までのやり方に疑問を持ち、ファンをパトロン(支援者)と考えるようになり、支援者には音楽やライブを無料で提供し、その代わり支援、お金をもらうようになります。

パトロンを集めるサービスで一番有名なパトリオンというのがあるんですが、今はその中で最も多く支援を集める人の一人になっています。

金子 インターネットがあるからこそできるパトロンを集めた音楽活動の先駆者ですかね。

後藤 ミュージシャンと少し違うところもあるので、全く同じ通りできるかは難しいかもしれません。ただ一年間にCD1枚作って1000枚売る活動だと赤字になるわけですよね。

それよりは活動そのものを支援してくれるファンを作り、ファンに作品を無料で発表すれば良い、という活動の仕方です。それの代表的な人がこの方ですね。

CD Babyの講習会

日時:2017年12月9日(土)開場13:15  / 開始13:30~16:30
場所:長野県安曇野市 穂高交流学習センター「みらい」、グループ研究室
定員:15名程度
参加費:無料

参加希望の方は上記会場へ直接お越し下さい

「インディミュージシャンのためのライセンシング講座(上級編)」

CD Babyの担当者が海外のインディミュージシャンにとって重要な収入源として確立しつつある同期ライセンスについて説明します。初級編あるいは中級編を受講されていない方が参加された場合は、その内容を簡単におさらいしてからの開始となります。どなたでも歓迎いたします。

そのほか、cdbaby.comを使った全世界に対するCDの販売やiTunes、Amazon MP3、Google Play Music、Spotifyなどでのデジタル販売、海外の音楽業界事情やSNSを使ったプロモーションについての疑問などについても可能な限り回答いたします。

講習会がキャンセルになる場合は、https://www.facebook.com/cdbabyjapan/に掲載しますので、直前に必ずチェックしてください。

世界最大のインディーズのディストリビューター

https://www.cdbaby.com

この記事で紹介したアーティスト:

Theatre Is Evil
posted with amazlet at 17.11.02
Amanda Palmer & The Grand Theft Orchestra
8ft Records (2012-09-11)
売り上げランキング: 549,936

 

 

11/26 12記事公開
メジャー志向での理想のインディアーティス
〜マックルモアー〜

 

この記事を書いた人:

kaneko

金子将昭(ジャズピアニスト)

http://www.masaaki-kaneko.com/

https://valu.is/kaneko

1982年富山県生。洗足学園音楽大学音楽学部ジャズ科ピアノ専攻卒。大学にギター科で入学。その後、経験無しのピアノ始め二年次よりジャズピアノ科へ転専攻。サポート仕事と和風なジャズを演奏する自己の音楽活動と並行しながら、音楽と社会をつなげるメディア「Circle」編集長、() 前衛無言禅師代表、ジャズアイドル「JiPP」のプロデュース、東京音楽理論研究大学主催、劇団あーてぃすとら主催、音楽アプリ「lepot」のプロデュース、アーティストや劇団への楽曲提供、フリーランス向けの確定申告サイト運営など多岐に渡る。百人一首曲付けプロジェクトとジャズスタンダードをトーク・演奏で楽しむジャズスタンダードちゃんねるをYOUTUBEチャンネルにて更新中。

 

たーまん(カメラマン)

会社員をしながらイベンターや番組プロデューサー、甘酒推進家、ジャズアイドルJiPPのマネージャーなどとしてもマルチに活動。座右の銘は「おもしろいは正義」

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