【0から始めるベースライン講座14】まとめその②(最終回)

 

cpa-bass-clef-blue

 

 

皆さんあけましておめでとうございます。今年一年も皆さんの音楽生活が良いものとなるよう願っています!!

 

さて、14回に渡ったベースライン講座も今回で最後です。今回は前回の続きから解説していきます。ラストスパートいきます!!(タブ譜は最後に載せてあります)


 

 

 

John Coltraneの動画をチェックしてもう一度曲を確認しておきましょう。

 

 

 

 

 ※)下の譜面はこの動画のベースラインのコピーではありません。

Green dolphine whole

 

 

 

 

 

17-20小節目

 1-4-2

 

ここも例によってパターンを作ります。今回は3度下降する2音をセットにしています。18小節目ではリディアンスケールの音を使って、少しスパイスを効かせています。

19小節目ですが、この流れだったらAbの音が一拍目に来るはずですね。ですがコントラストを付けるために、1-4小節目の時と同じくGbの音から始めます。もちろん音型は保っていきます。ちなみにスケールはドリアンスケールになっています。

 

 

 

21-24小節目

 5-8-2

 

ここでは4小節かけて下から上に上がっていきます。17小節目から割りと無難な感じで来ているので、少し緊張感を出していきます。

21小節目は#11から始まっています。

 

22小節目は上に乗っているEメジャーではなく、ボトムであるEbを基準に考えてみます。このコードをEbから見てみると、EメジャーのE,G#,Bの音はそれぞれb9,11,b13になっています。

3rdがないのでわかりにくいですが、11があるのでこれはメジャー系のスケールではないです(第10回参照)。マイナー系のスケールでb9を持っているのはフリジアンスケール(ナチュラルマイナーの2番目を半音下げたも)というスケールです。これは第10回のマイナースケールのところにはなかったので、新しく覚えてみてください。

前置きが長くなってしまったのですが、こういうわけでEbフリジアンのスケールを使ってみたいと思います。またEbを基準として考えたので、臨時記号がフラット系になっています。これは6小節目も同様です。

 

24小節目は8小節目と同様、C7として解釈しています。今回はb9(Db),#9(Eb),#11(F#)と、テンションが多くなっています。

 

 

 

25-28小節目

 25-28

 

25小節目はAbmaj7を3rdから並べた感じになっています。●-7(9)のルートを取ると3rdをルートとするmaj7になります。

 

26小節目を見てみましょう。ここでもG7だけで考えています。

1拍目から音を見ていくとG7に対して#9,b9,b13,3となっています。これはAbm(add9)のルート抜きと同じですね。ということで今回はAbを基準に考えて見たいと思います。本来のコードであるG7のルートも含めてAbから見ると、ルート(Ab),b3(Cb),5(Eb),M7(G),9(Bb)の音が入っています。b3,M7があるコードはハーモニックマイナーかメロディックマイナースケールです。ハーモニックマイナーは音が飛んで使うのが難しいので、メロディックマイナーを使います。ここでも新しく●7の時は半音上のメロディックマイナースケールが使えるというのを覚えておきましょう。

また長くなってしまいましたが、この25-26の2小節でF-7 D-7(b5) G7をAbmaj7 Ab-(maj7)と解釈することができました。同じルートで、しかも音は1つしか変わっていないので、統一感も出てかなり弾きやすくなったはずです。

 

 

 

29-32小節目

 

29-32

 

31小節目まではずっと同じ音型を使っています。全音下がる2音を1組とし、それを半音ずつ下げています。このように機械的にラインをずらして行くと、調性感が少なくなっていきます。なので、31小節目のDbの音はコードに無い音ですが、あまり気になりませんね。

 

32小節目ですが、ここでもEメジャーペンタトニックを使っています。さらに最初の2音は先ほどの音型と同じになっているので、さらに自然な仕上がりに。

 

 

こちらが今回のタブ譜です。Green tab

 

 

さてさて、2回に渡ってベースラインの作りを細かく解説していきましたが、いかがでしたか?

今までやっていたライン作りを踏まえて少し進んだ内容にしているので、0から始めるベースライン講座のラストとしてはいい感じなのではないでしょうか?(笑) 質問等はコメント欄にお願いします。

 ライン作りをする上では、色々な可能性を考えて実際に音を出して確認することがとても大事です。もちろん実際にアドリブで弾くというのも大事ですが、じっくり考えて作るという作業も不可欠です。皆さんも楽しんでライン作りを続けていってください。

また、今回のようなライン作りや、もっと進んだ内容、音楽理論等のレッスンを行っています。
さらに高度な内容をやってみたい方、またはもっと初歩から詳しく解説が欲しい方はお気軽にお問い合わせください。 スカイプでのレッスンなので、家に居ながらできるということで好評です。
お問い合せはhajime.doublebass@gmail.comまでお願いします。ホームページもありますので、そちらもチェックしてみてください。

最後まで読んでくださってありがとうございました。皆さんの音楽生活に少しでも役立っていれば幸いです!!

 


 

 

 

レーベルサイト立ち上げました。
今後音楽等のコンテンツを配信していく予定です。

http://hajime-suzuki.com

 

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鈴木元(すずきはじめ)

洗足学園音楽大学ジャズコース入学を機にコントラバスを始める。 藤原清登氏、佐藤ハチ恭彦氏にコントラバスを師事。

大学入学時より演奏活動を開始し、様々な場で活動を行う。 大学ではビッグバンドなども経験し、第42回山野ビッグバンドコンテストで5位入賞。2011年Taipei International Jazz festivalをはじめ国内外のジャズフェスティバルにも出場。

洗足学園音楽大学で優秀演奏者賞を獲得し、同大学を首席で卒業。

 

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