こんにちは!
本格的に寒くなってきて河原で練習するのも困難になってきましたね。
練習場所の確保が大変です。汗
前回に引き続き今回も危ない橋の渡り方を皆様に伝授していきます!笑
どうぞ、ここだけのお話を聞いて行って下さい。
前回は左手サイドキー、右手サイドキーのメンテナンスについて説明しました。
今回ご紹介するのはLowEb,C,B,Bbの部分です。
そして古い楽器だとあまり参考にならないので今回はSELMER serie3君にご協力頂きました!
それでは早速いってみましょー!
Low部分、特にU字管付近は一番汚れが付きやすいところです。
スワブを通すだけだとどうしても底の方の汚れは落とせません。
しかしキーを外してトーンホールから指を突っ込めるととても楽に掃除出来るのです。
まずキーガードを外して行きます。
殆どのサックスのキーガードは中央、左右の三点で止まっていると思います。
これをマイナスドライバーで外して行きます。
このときにネジ穴に合わないドライバー、変な力をかけてしまったりするとネジ穴が潰れてしまいます。
外すときはかなり慎重にお願いします。
LowB、Bbのキーガードにドライバーの図
キーガードを外した図
いかがでしょうか?
これだけでも今までガードが邪魔で拭けなかった部分もスッキリです。
外したネジは必ず同じ位置に戻せるように目印を付けておきましょう。
同じ要領でC、Ebのキーガードも外します。
次にいよいよキーを外していきます。
では、右手小指部分から説明していきます。
まず内側についているスプリングを外します。
次にロッドの上下に止まっている、ネジを外します。
このネジ達も上下入れ替わってしまうと吹奏感に影響してしまうので気をつけて下さい。
ネジが外れたらそっとキーを外します。
キーは曲がりやすいので必ず無理に外そうとしないで下さいね。
あとはトーンホールに綿棒やウエットティッシュなどを入れてキレイにしてあげて下さい。
あとは前回と同様まったく逆の手順で組み立てて下さい。
これで簡単なクリーニングは終了です!
残念ながら分解はここで終了となります。
というのも、LowB、Bbのキーからは連結部分が多くなり、より複雑になっていくのでリスクも高くなってきます。
この先はあまりにも私の自己流なので間違った知識をお伝えする可能性があると判断した次第でございます。
今回でメンテナンス編を終了いたしますが、またいつかこの続きを書かせて頂こうと思っております!
この3回に渡って書いたメンテナンス編でしたが、これらをするだけで劇的に楽器が甦ります!
ぜひお時間有る時にお試しください!
そして次回は『一番意思が伝わる部分!マウスピースとリード』についてお話させて頂きます。
おたのしみに!!
番外編〜O.HAGIの今宵の1曲〜
今回は今がアツイ!イスラエル系ミュージシャンを紹介したいと思います。
Eli Degibri Tennor Soprano Alto Saxophone
1978年5/3生まれ
幼い頃からマンドリンを弾き音楽を嗜む。
バークリー音楽大学を卒業していて同期には同郷のAvishai Cohen(tp)がいます。
ハービーハンコックのバンドで演奏する等、幾多の功績を持つ、実力派です!
彼の音はここ最近ではかなり珍しくなったタイプだと思います。
現在はMark Turner系列の音色のミュージシャンが多いテナー市場でまさに一際輝いてるのがこのEli Degibri。
なんとまあWarmな音なこと!
全てを包むのかと思うくらい温かく、時にむさ苦しいくらい臭く男らしい。そんな音です。
そして彼の作る曲は故郷イスラエルの哀愁漂うメロディーラインを秘めています。
日本人の私たちにはすごく馴染みのあるメロディーで音楽好きなら誰しもが心を燻られると思います。…俗に言う「くさメロ」と言うやつです笑
そんなEliさんのオリジナルから1曲!
Eli DegibriーThe Spider
5拍子でマイナークリシェの進行で始まりサビでは3拍子でメジャーに転調します。
メロディーは全編通して美しいクラシカルな旋律です!
皆様もすぐにイスラエルミュージックの虜になる事でしょう!!
Leave a Reply