Vol.8 ドミナント・モーション一覧。G7のドミナントセブンス進行の行き先
ピアノやギターを前にコード進行を組み合わせる時にどうやって配置するかって悩みますよね。
使い古されたものを使ってメロディーで新しいのを頑張ってみるっていうの案ですが、今回はコード進行の部分の作曲にしかもいかに適当にやって作れるかにスポットを当ててみたいと思います。
ざっくり上げてみました。
・ダイアトニックコード(拡張されたダイアトニックも含め)だけで作る。
・そこからメジャー、またはマイナーコードだけで作る。(意外にいける笑)
・最後のお決まりの進行を使う。コード単体で響きが難しいものはさける。
・ダイアトニックコード達を◯7にしてみる。(CM7をC7に。)
・コードの組み合わせを一個ではなく2つで1つの最小単位で組み合わせる。
・ダイアトニックコード(拡張されたダイアトニックも含め)だけで作る。
ダイアトニックコードっていうはドレミファソラシドで作られた和音です。こいつを使っておけばまず大丈夫だよねっていうコード達。
7つ(CM7,Dm7,Em7,FM7,G7,Am7,Bm7(b5))あります。コードの後ろの7はつけても外してもOK!
そこにプラス拡張されたダイアトニックコード。
拡張されたっていうのはドレミファソラシド以外の音もあるけど、よく使われますよねっていうやつです。
それが5つ(DbM7,EbM7,F#m7(b5)AbM7,BbM7)
これらを適当に配置してみれば、それなりになんか曲になります。
・そこからメジャー、またはマイナーコードだけで作る。(意外にいける笑)
それだけだと適当すぎてわからない!という方。
上記のコード達の中でさらにメジャー(CM7やBbM7)やマイナー(Dm7やEm7,Bm7(b5)は無し)だけで作ってみるとかもやってみましょう。
例えば(CM7-FM7-EbM7-EbM7-CM7-BbM7-FM7-FM7)とか適当に組み合わせてもコード進行がいい感じになります。
・部分的に適当。最後のお決まりの進行を使う。コード単体で響きが難しいものはさけて作る。
まだダメって方。コード進行の場面ごとの最後はお決まりの落ち着くやつを使いましょう。そうすれば最後は形になります。
・お決まりの進行(Dm7-G7-CM7またはFM7-G7-CM7)
・ダイアトニックコード達を◯7にしてみる。(CM7をC7に。)
今まで並べたコード進行をなんか飽きてたコードを7にしてみましょう。もしそこがFM7だったらF7。
もしDmだったらD7に。応用でメジャーをマイナーにしてみると驚きの効果もあります。特にFM7やCM7。
・コードの組み合わせを一個ではなく2つで1つの最小単位で組み合わせる。
コードを一個から適当に組み合わせるから難しいんです。なのでもう鉄板の2つで1つの組み合わせから適当に選んでやってみましょう!
CM7-FM7
Dm7-G7
Em7-A7
FM7-BbM7
Gm7-C7
Am7-D7
Bm7(b5)-E7
F#m7(b5)-Fm7
どうでしたでしょうか?適当にやってみるのも新しいコード進行が生み出される可能性を秘めています。
どんどんチャレンジしてみてください!次回もお楽しみに^^
リットーミュージック
売り上げランキング: 212,810
Vol.10 ダイアトニックコードを使わないコード進行作曲。
金子将昭 Masaaki Kaneko
1982年富山県生。ジャズピアニスト。合同会社前衛無言禅師代表社員。洗足学園音楽大学音楽学部ジャズ科ピアノ専攻卒業。
大学時にギター専攻で入学したが2年次よりピアノ科へ転専攻し19歳よりピアノを始める。
堂本光一、大橋卓弥(スキマスイッチ)、imalu、ジョナサン・カッツ、類家心平、マークトゥリアン、フレッドシモンズとのセッションライブやバンドサポート、ミュージカルなどでピアノを担当。
ミュージシャンによる音楽理論研究会『東京音楽理論研究大学』を主催。
Leave a Reply