【ニュース】音楽とパフォーマンス

 

CDを聞いているよりも、実際にコンサートやライブを見た時の方が良かったりすることってありますよね。

当然ですが視覚情報がプラスされたので感じ方が変わっているわけですが、実はこの視覚情報が結構大きな役割をしているようです。

 


Do We See Good Music Better Than We Hear It?
http://www.psmag.com/navigation/health-and-behavior/see-good-music-better-hear-76063/

 

音楽を聞く時には、当然視覚よりも聴覚でその良し悪しを判断していると思いがちですが、最近の研究によると、私達は思っているほど聴覚を使ってない可能性があるようです。

少なくとも今回の実験で行われたようなクラシックの演奏では視覚の方が優勢のようです。

 

ユニバーシティ・カレッジ・ロンドンのChia-Jung Tsayが行った今回の実験では、被験者が最高峰のオーケストラ(ロンドン交響楽団、ベルリンフィルハーモニー管弦楽、シカゴ交響楽団など)と、そこまで有名ではない地方のオーケストラや学生オーケストラを聞き分けられるのかテストしました。

被験者は、映像のみ/録音のみ/両方ありのパターンを見せられ、どちらが有名な方なのか答えました。

 

その結果、録音のみの場合より映像のみの場合の方が正答率が高かったのです。
しかも面白いことに、映像でも音がついてしまうと正答率が下がりました。

一般人をテストした結果、音楽的な違いを聞き取る耳を持っていないということが明らかになりました。プロの音楽家もテストしましたが、やや正答率が高かったものの、統計的に見れば誤差の範囲内でした

 

この研究では生演奏を聞く場合には視覚からの判断の割合が大きいと分かりましたが、もちろんパフォーマンスが素晴らしいからといって音楽の質も高いと言うわけではありません。大げさに演奏することで、技術的に優れた演奏者よりも人を惹きつける演奏ができるというわけではないのです。


 

人間の情報処理では8割が視覚に依存しているというのは良く言われていますが、音楽といえども視覚情報が含まれる場合はそっちに頼ってしまうようですね。
しかしパフォーマンスをある程度考慮するほうが効果があるのかもしれませんが、そこに頼りっきりになってしまうと演奏家というよりただのパフォーマーになってしまう恐れもあります。演奏者としては、やはり音楽性を追求しながらも良いステージをつくれるようにしていきたいですね。

 

 

 

レーベルサイト立ち上げました。
今後音楽等のコンテンツを配信していく予定です。

http://hajime-suzuki.com

 

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鈴木元(すずきはじめ)

 

洗足学園音楽大学ジャズコース入学を機にコントラバスを始める。 藤原清登氏、佐藤ハチ恭彦氏にコントラバスを師事。

大学入学時より演奏活動を開始し、様々な場で活動を行う。 大学ではビッグバンドなども経験し、第42回山野ビッグバンドコンテストで5位入賞。2011年Taipei International Jazz festivalをはじめ国内外のジャズフェスティバルにも出場。

洗足学園音楽大学で優秀演奏者賞を獲得し、同大学を首席で卒業。

 

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