【連載】Vol.5 コントラバスとは?「裏板制作」

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前回はコントラバスの側板制作でした。今回は裏板の制作を見ていきたいと思います。

 

前回の記事はこちら!!

Vol.4「コントラバスの側板制作」

Vol.3 「ジャーマンボウとフレンチボウ」

Vol.2「 ヴィオラ・ダ・ガンバ」

Vol.1 「コントラバスとチェロの違い」

 

 

コントラバスの裏板制作


それでは裏板を制作を見て行きましょう!

 

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裏板は2枚の木材から作ります。この2枚をぴったり接着するのが非常に難しいそうです。中学校の技術の時間ですら苦労した僕にはできるかわからない作業です…(笑)

そして楽器の形にカットして、6-8ミリに削っていきます。

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その後裏板を少し曲げます。これは湿気や乾燥による歪みを抑えるために行います。フラットバックと呼ばれる、裏板が平らな楽器の場合は、ブレイス(力木)というもので補強します。 

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そして裏板を接着します。

 

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ここでも凄い数のクランプが使われてますね…!!この後は表板をつけたりネックやヘッドの制作になります。

それはまた次回ご紹介したいと思います。最後まで読んでくださってありがとうございます!!

 

 

参考

http://bresque.studio205.net.au/

http://www.mjbl.co.uk/default.asp?iId=HILHG

http://www.upnorthstrings.com/index.html

 


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鈴木元(すずきはじめ)

洗足学園音楽大学ジャズコース入学を機にコントラバスを始める。 藤原清登氏、佐藤ハチ恭彦氏にコントラバスを師事。

大学入学時より演奏活動を開始し、様々な場で活動を行う。 大学ではビッグバンドなども経験し、第42回山野ビッグバンドコンテストで5位入賞。

2011年Taipei International Jazz festivalをはじめ国内外のジャズフェスティバルにも出場。

洗足学園音楽大学で優秀演奏者賞を獲得し、同大学を首席で卒業。

都内・神奈川などで演奏活動・作編曲・レッスンなどで活動中。

 

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