【ジャズサンタのライブレポ】「6/13 野波桃トリオ@立川ジェシージェームス」

パーカッションというとなんとなく添え物的なイメージがしてしまう。

トリオのカナメとしてパーカッションが入るととても面白い。

バリエーション豊かなドラムとしていろどりを添えてくれる。

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野波 桃(p)柳原 旭(eb) 塩のやもとひろ(per) 

 

It might as well be spring.

パーカッションからスタート。

ラテンなピアノのテーマ。間を取ったピアノソロ。パーカッションのバックが盛り立てる。

次第に早いパッセージを織り込みながら。踊りたくなるリズム。

ベースソロは、まろやか。

この編成にぴったり。楽しい曲。

 

チャンズソング by ハービーハンコック

エレベから。ゆったりとしたテーマ。

しゃかしゃかする奴。なんていうんだろう。

波間をたゆたうような、風を受けて気持ち良さげに、ピアノソロ。

後半、停止したヨット、静かな海、風だけが吹き抜けていく印象に。

 

in a place you like オリジナル

静かにピアノから。

チャラララーンというパーカッション。

思索するようなピアノとちょっとコミカルなパーカッションのアンマッチ。

ベースは、クールにステディに。

盛り上がって多彩なパーカッション。面白い。

 

クワイエットナウ

静けさを表現したかったという。

ピアノ。また静かにスタート。そしてパーカッション。ぽこぽこいうヤツ。

美しいメロディ。優しいベースソロ。

情感のこもったピアノ。

 

コンアルマ  by ディジーガレスピー

三人で開始。コンガのリズム。夏な曲。

いったことないけど、中南米を歩いていたらぴったり。

お店の定番、チリコンカーンが合いそう。

足をクイクイと捻らして踊りましょう。

途中、腰を振る感じになったり。

パーカッションソロ。陽気だなあ。

基本手のひらで叩くんですね。手の皮厚いのかなあ。

ここでファースト終了。

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ジェシージェームスは、バーボンとステーキのお店。福生にもある。

ブッカーズのボトリングNo.2のボトルが飾ってある。

メインのバーボンは、メーカーズ。

そんなお店でジャズのライブが聞ける。

 

ワンノートサンバ

最初にパーカッション講座。タンボリン。ブラジルの小さめのタンバリンみたいな。

明るいテーマ。華やかなピアノソロ。

ベースのソロも楽しい。

タンバリン中心にパーカッションソロ。タンボリンも。

 

枯葉。

コンガとエレベとピアノ。

小粋。

音数少なく選ばれた音たちのソロ。

時に熱く、時にしっとりと。

ダブルフィールになって、お客さんたちが首を振っている。

 

MCをするコツをネットで調べたけどよくわからなかったと言っている。笑。

 

Close to you

しっとりとスタート。すてきな曲です。

ベースのメロディアスなソロからピアノ。

メロディをいつくしむようなソロ。

メロディに戻って。歌いたくなってくる。

ここでもパーカッションがいろどりを添える。

 

テネシーワルツ

ゆったりと歌うように。

壺のようなパーカッションの音。

ソロはブルージーに。いつの間にか席が埋まっている。

テネシー川をゆったりと下っているような気持ち。

そして、舟はゆっくりと岸辺に着いたようだ。

 

ラウンドミッドナイト

パーカッションから意外な始まり。

ラテンな雰囲気をまといながらテーマ。かっこいい。

ピアノの気持ちの入った熱い演奏。

テーマに戻ってから、コンガ中心のソロ。気持ちが良い。

 

アンコールは、スマイル by  チャールズチャップリン

ピアノの愛らしいメロディ。

あったかいソロへ。

お客さんの心を惹きつけながらエンディング。

 

選曲がすばらしかった。編成にも合っていて。

パーカッションとエレベのピアノトリオ。楽しいです。

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jazz santa. 

プロフィール:
若いミュージシャンの演奏を聴きにライブハウスに時たま出没しております。
せっかく聴いた素晴らしい演奏の数々。
そのままじゃもったいないから、レポートを書きたくなったのです。

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