はじめまして!!
フルーティストの左瀧 知(サタキ サトル)と申します!!
「さたきち」と覚えてください!
この度、「ゼロから始める、フルート講座」を開かせていただく事になりました!
「フルートってなに?」という方にでも、わかりやすく、フルートという楽器の魅力を伝えていく講座にしていきたいと思います!ゆっくりまったり色んな事を書いていきますのでどうぞお付き合いくださいませ♪
さてさて、ゼロから始めるからにはまず楽器が必要ですよね! そもそも「フルート」ってどんな楽器なのでしょうか? ☟こんな楽器です
いわゆる「横笛」と呼ばれる物ですね。 上の写真の楽器は銀製ですが、他にも木製や金製、最も高いものではプラチナ製の物なんかもあります! 一番左側にある穴に息を吹きこんで音を鳴らす「管楽器」です!
元々、笛という楽器は原始の時代まで遡ると動物やの骨に穴を開けて楽器としたのが始まりのようです。 そこから粘土で作られたり、木に穴を開けたりして笛という楽器は発展していきました。 主に西洋で発展した横笛がやがて今のフルートと呼ばれる楽器になっていきます。
ところで、このフルートという楽器、一番近い親戚にあたるのはなんと「リコーダー」! 多くの方は小学生の頃に吹いた事があるのではないでしょうか?
リコーダーは穴に直接息を吹き込むだけで音が出るため、誰でも簡単に音を出せるのが特長。フルートは口の形で息の量や角度を調節して音を出す仕組みの為、音を出すのには多少の熟練が必要になる分、口の形を変える事で色んな音色が出せるようになります。
こうした息の振動だけで音を出す仕組みの楽器を「無簧(むこう)」楽器と呼びます。 対にリードと呼ばれる薄片を振動させて音を出す、「単簧」・「複簧」楽器があります。
リード(※フルートでは使いません笑)
聞いたことの無い単語かと思いますが、単簧楽器といえばクラリネットやサックス、複簧楽器といえばオーボエ等が有名ですね!
リード=簧(した)のことで、文字通り、フルートはリードを使わないから無簧楽器という事になります。 が、発音の原理が近い事もあり無簧楽器、単簧楽器、複簧楽器は全てまとめて木管楽器と呼ばれてます。 なので、現在金属製が主流のフルートや金属製しかないサックスなんかでも実は木管楽器ということになるんですね!(笑)
ちなみに金管楽器とは、唇の振動で音を出す楽器を総称して呼びます。 トランペットやトロンボーンなんかがこれに当たります。 金管・木管の違いとは、実は発音の原理の違いで区別してるんです! ややこしいですね(笑)
フルートは主にクラシック音楽で用いられますが、実はいわゆるクラシック音楽で使われるような無簧楽器はそんなに種類は多くなく、基本的にはフルートとリコーダー位しかありません。
特にオーケストラで使われるのはほとんどフルートで、その独特の音色はしばしば、楽曲内で風の音を表現したり、鳥の鳴き声を表現したりすることに用いられる事が多いです。 そんなに音量の出る楽器では無いのですが、音色が独特な為、埋もれる事もなく非常に存在感があります!
その存在感を生かして、現代ではクラシックに限らずポップスやジャズやロックなど、あらゆるジャンルで使われてますね!
クラシックじゃなくても使える楽器「フルート」! この機会に好きなジャンルで始めてみてはいかがでしょう?
ゼロから始めるフルート講座、第一回は「フルートってどんな楽器?」でした!
次回は「楽器の組み立て・手入れ」について書いていこうかと思います♪
以上、さたきちでした!
音楽之友社
売り上げランキング: 336,787
売り上げランキング: 4,479
左瀧知
フルーティスト
桐朋学園芸術短期大学卒業。同専攻科修了。 これまでにフルートを白尾隆、永井由比、丸山正昭の各氏に師事。ジャズ理論を松本健一氏に師事。 クラシックプレーヤーとして、全国各地でのコンサートや室内楽演奏、オーケストラや吹奏楽の助演等を行う、ジャズ・ポップスプレーヤーとして都内や各地でのライブ活動、レコーディング等も行う。
そのジャンルにとらわれない自由なスタイルと、決してぶれない美しい音色が好評を博している。
現在、後進の育成にも力を入れており、吹奏楽の指導等も行なっている。
Leave a Reply