さて前回まではスタンダート曲に取り組んで来ましたが、今回からはブルースにチャレンジしてみましょう!
ジャムセッションでよくやられるジャズブルースはキーがFのものが多いので、まずはFブルースから挑戦します。
Now’s the Time – Charlie Parker
https://www.youtube.com/watch?v=YHobIUQMlSw&feature=kp
見慣れないコードがありますね、F7とBb7。
普通だったらFM7とBbM7じゃないの?と思うかもしれません。でもブルースの場合はF7とBb7なんです。比べてみましょう。
F7とFM7の違いはキーの7度の音にあります。
Bb7とBbM7の違いはキーの3度の音にあります。
どうでしょう、少し暗い成分のある音に変わっていますね。
このメロディなんだったらむしろマイナーキーなんじゃないの?と思うかもしれませんね、聞いてみましょう。
さっきのも暗い気がしましたが、さっきよりもガッツリと暗くなりましたね。
メジャーも聞いてみましょう。
とても明るいですね。コードと合わないのでメロディも変えましたが。 そしてブルースはというと?
メロディは暗いのにコードは明るい、絶妙なバランスです。
永吉俊雄 Toshio Nagayoshi
6歳からクラシックピアノをはじめる。
高3でビル・エヴァンスのピアノに衝撃を受け、ジャズピアノに転向、洗足学園音楽大学ジャズコースに入学、在学時はピアノを元岡一英氏に師事。
2013年3月に卒業し、現在都内近郊ジャズバー、ライブハウスなどで活動中。
ブログで「きょうのツーファイブ」を連載中、こちらも要チェック!
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