【0から始めるベースライン講座9】4拍目以外でアプローチノートを使う

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前回でここまでのまとめをしてきましたが、いかがでしたか?

今回からは第二章と題しまして、少し発展させていきます。

 

 

Extended Approach

これまでは全て次の小節の1拍目に対してアプローチしていました。

それでは他の拍にもアプローチしたらどうなるのかというのが今回の内容です。

名付けてExtended Approachです!!

 

さて、次の小節の頭の音以外にアプローチする場合、当然ですが

 

4拍目にアプローチ

3拍目にアプローチ

2拍目にアプローチ

 

の3パターンがあります。(1拍目へのアプローチは前の小節で行うので除いてあります。)

4拍目にアプローチ

 

res2

 

4拍目の音がクロマチックアプローチノートの場合、これにアプローチするとダブルクロマチックアプローチになります。

 

res1

 

3拍目にアプローチ

 

3拍目は強拍なのでアプローチしやすい音になります。

 


res3

 

2拍目にアプローチ

2拍目にアプローチする場合は1拍目にアプローチノートを持ってこなければなりません。それだと、これまでやってきた1拍目はルートの原則から外れてしまうので、今回は扱いません。

 

 

今回の譜例

それではExtended Approachで作ったラインを見ていきましょう。(該当箇所はハイライト表示されています。) これまでよりも更に広がったラインになっています。

注)これまでにもダブルクロマチックアプローチなどのようにアプローチを連続して使ったりしているので、アプローチ先の音自体がアプローチノートでも問題ありません。

9blue

 

 

 

今回の課題

Dolphin assign

 

 

 

次回はスケールの音を使って拡張していきます。


 

 

 

レーベルサイト立ち上げました。
今後音楽等のコンテンツを配信していく予定です。

http://hajime-suzuki.com

 

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鈴木元(すずきはじめ)

洗足学園音楽大学ジャズコース入学を機にコントラバスを始める。 藤原清登氏、佐藤ハチ恭彦氏にコントラバスを師事。

大学入学時より演奏活動を開始し、様々な場で活動を行う。 大学ではビッグバンドなども経験し、第42回山野ビッグバンドコンテストで5位入賞。2011年Taipei International Jazz festivalをはじめ国内外のジャズフェスティバルにも出場。

洗足学園音楽大学で優秀演奏者賞を獲得し、同大学を首席で卒業。

 

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