皆さんこんにちは。ニューヨーカー赤須です。次はヨーロピアン赤須になれないか考えています。だいぶ長編になってしまったブルーノート&井上智編は、この回で終わらせようと思います。怒涛の詰め込みで行きます。
ではニューヨーク滞在記パート7始めます。
3曲目で、テナーサックスのChris PotterとギターでBrian Camelioの登場。次の曲で、Peter BernsteinのトリオでもあるドラムのBill StewartとオルガンのLarry Goidingsも登場。豪華ゲストだ。僕の中で特に印象に残ったのは、Chris Potter。上手く表現するのが難しいのだけど、ぶっとい音でバンドを引き連れて、荒野を駆け抜け、新境地を開拓していく感じ。もうこういう人は4次元の世界なのかな。
この後は、Bill FrisellとJulian Lageのデュオがあったり、フルメンバーに戻って最後にSt. Thomasをやったり。
みんな本当に顔を見合わせながら演奏している。お互いの目を見て「今こんなこと思ってるんだけど、君はどう?」的な。音楽は言葉だということをよく聞くけど、それをまさに実感しながらライブを聴いていた。
その後深夜のセッション行ったので、家に着くと一瞬で就寝。疲れが取れていなかったので、朝起きて家事をした後、昼過ぎに仮眠をとった。今日は、いよいよ智さんが出演する日なので1セットと2セット両方予約している。1セットは20時半からなので、だいぶ時間がある、と思って安心していて起きたらなんと19時40分!!家を飛び出る。
ブルーノートに着いたのは20時半。間に合ったと思ったら既に始まっている。というかスタートは20時だった。入った時は、今日のギタリストのJohn AbercrombieとAdam Rogersが弾いていた。智さんは!?と思っていると、ピアノのBill Charlapの後に出てきてカルテットで演奏を始めた。一安心。
智さんは、3拍子のAll the Things You AreとJim Hallの奥さんの曲のthe Answer is Yesを演奏した。智さん魂心のソロギターのイントロでAll the Things You Areが始まる。その後でthe Answer is Yesを持ってくる辺りもニクい。
あとで聞いた話によると、4拍子の曲を3拍子にしたり、テーマを途中で転調させるアレンジはJim Hallから学んだものらしい。そういう方向からのトリビュートもあるんだな。イチローが、考えながらやってきた日本の野球は世界に通用すると言っていたのを思い出した。
2ndセットになり今度は智さんはトリオで演奏を始めた。曲はStompin at Savoy。1stセットよりグルーヴしている。これも後で聞いたのだけどステージの袖で、主催者に「ここでノリのいいやつを」と急遽頼まれたらしい。その勢いがこのノリにつながったのだなと、納得した。
ライブ終わりに「2セット目の演奏、録音してへんか?」と聞かれた。きっと智さん自身も急に曲を決めたので録音していなかったが、思いがけず良い演奏だったので録音しとけばよかったーっと思ったに違いない。僕の心に録音されたので大丈夫です。
といったところで今回も終わりです。完結出来なかった。残念。次回で必ずまとめます。次回は、智さんを空港で見送るの巻。
あっラッセル・マローンやビル・フリゼールやアダムロジャース等のサインを貰った写真を載せます。今日またジョン・スコフィールドのも貰ったので載せます。
赤須翔
1987年9月28日長野県駒ヶ根市生。洗足学園音楽大学でギターを有田純弘先生に師事。卒業後、2011年夏にフィドラーの少路健介と完全実費飛び込みフランスツアー敢行。
2012年秋には、日本舞踊団 かぐや(現在 那由多)とギリシャのレフカダ島にて毎年行われるフォルクローレフェスティバルに出場。そして完全自主制作のCD制作。全国手売り中。
現在はレストランやバーにてライブ活動中。主に小田急線成城学園前駅近くのF.gohanというレストランにて、絶賛ライブ中。ニューオリンズ旅行をきっかけにバンジョーも始めました。
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