トロンボーン吹きの海江田紅と申します。
この度、circleにてトロンボーン講座を始めることとなりました♪
「トロンボーンってなんか面白そう」「興味あるんだけど、できるかな」という方、是非こちらを読みながら、トロンボーン吹きとしての一歩を踏み出しましょう!
そして「トロンボーン始めてみたけど、どうやって練習したらいいのかな」という方には、何かしらのヒントを見つけていただけると思います!
是非一緒にトロンボーンを吹いていきましょう♪
さてさて、第1回目…まずは、楽器の種類とお手入れ方法を見ていきましょう♪
「トロンボーンやってみたいな!」と思ったら、まずは楽器が必要ですね。
一概にトロンボーンと言っても、実は種類があるのです。主なものを紹介していきましょう。
まずはこちら。
こちらは、“テナー”トロンボーン。
一番シンプルで原始的なトロンボーンで、軽やかで明るい響きが特徴です。
ジャズやポップスなどで使われることが多いですね。
お次がこちら。
“テナーバス”トロンボーンです。
テナートロンボーンと違い、上部の管が2重になっています。
テナーバストロンボーンには、多くの場合「F管」と呼ばれる管が付いていて、レバーを押すと、F管に息が通るようになり、より低い音を出すことができます。(この切り替え部分には、ロータリーバルブ、セイヤーバルブなどの種類もあります。)
そして、ほとんどのテナーバストロンボーンは、管がテナートロンボーンより太く厚く、ベル(ラッパ部分)も大きいです。
そのぶん、豊かで重厚感のある音が出ます。
テナーバストロンボーンは、オーケストラや吹奏楽で使われることが多いですね。
最後にこちら。
こちらは、“バス”トロンボーン。管が3重になりました。
さらに低い音が出るトロンボーンです。
F管に加え、「D管」や「E♭管」がついています。(※管の種類については、別の回でじっくり説明しますね!)
ベルはテナーバスよりさらに大きくなり、どっしりとした太い音を出すことができます。
オーケストラの3番パートや、ビッグバンドの4番パートなど、テナートロンボーン・テナーバストロンボーンを支えるポジションを担っている重要な楽器です。そのため、テナー・テナーバスとは一線を画して扱われています。
このほかにも、さらに大きく低い音が出るコントラバストロンボーンや、小さく高い音がでるアルトトロンボーン、ソプラノトロンボーンなどもありますが、ここでは、主に使われる3つを紹介しました。
ちなみに私は“テナー”トロンボーンと“テナーバス”トロンボーンの2本を、用途やそのときの音楽ジャンルにより使い分けています。
やりたい音楽のジャンルが何かを考えて、選ぶのが一番ですね!
次回は、楽器の組み立て方とお手入れ方法について説明していきます♪
鹿児島県出身。昭和音楽大学卒業、同大学院修了。トロンボーンを濱田淳一、郡恭一郎、ジャズトロンボーンを池田雅明の各氏に師事。現在、昭和音楽大学非常勤嘱託、Sound Trackersメンバー。
ビッグバンドやジャズ・ポップスバンド、クラシックアンサンブル等のライブ・演奏会に多数参加。自身の主催バンド「歌謡どうでしょう」「BBQ」での活動も積極的に行う。また、幅広い年代へのトロンボーン・吹奏楽指導にも取り組んでいる。
“愛のある音楽”をモットーに、日々貪欲に活動中。
Blog : http://ameblo.jp/tb-be/
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Twitter : @Be_42BO
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