みなさんこんにちは。今は夜中の2時です。えっ!ニューヨークへ来てからもうすぐ1ヶ月経つのですね。早い。今日は地下鉄でソロギターをしました。日本でバイトするのと同じぐらいは稼げます。いろいろな出会いやストーリーがあり、これもここで紹介できそうです。
そして今日は、Jim Hallメモリアル、ブルーノートNYのライブ初日から書いていきます。パート6始まります。
ニューヨークに着いて2日目の18日。智さんとは、22時にブルーノートの前で待ち合わせた。20分ぐらい前に到着した僕は、向かいのマクドナルドへ入った。アメリカって思ったよりマクドナルドが少ない。全然見かけない。日本が異常なのかな。
コーヒーを飲みながら、中からブルーノートを見ていると、みるみる内に行列が20mぐらいで来てしまった。僕は予約をしていなかったので、少し急いでコーヒーを飲み干し列に並んだ。
数分して智さんが到着し、雑談をしているとようやく開場。カウンター席は遠くて全然見られないらしいのでスタッフにテーブル席につけるか聞くと、ステージ向かって左端のテーブルに案内された。ステージにはJim Hallの大きな写真が飾られている。
Bill Frisellと、僕が今一番生演奏を聴きたかった同い年のJulian Lageがその日のメインギタリストだった。この二人や他のメンバーがその辺を行ったり来たりして、智さんは通りがかったBill Frisellと仲良くお話をしていた。すごい光景だったな。
演奏開始の時間になってライブの企画者の一人、Brian Camelioがステージでアナウンスを始める。もちろん英語なので何を言ってるかほとんどわからなかったけど、Jim Hallの奥さんのJaneさんの言葉を読んでいたのは分かった。
そしてメンバーが呼ばれる。リズムセクションはScott ColleyとJoey Baron。3日間通して彼らがメインのリズムセクションを務めるようだ。Jim Hall のトリオが来日した時も彼らが演奏していた。次にJulianとBill。
最初の曲はJim Hallの曲、Big Blues。ギター2人の掛け合いのフワッとしたイントロで始まった。その後にジャズ・スタンダードのthe days of wine and roses。このへんから時差ボケによる猛烈な眠気が襲いかかってきて、悲しいことに記憶がほとんどない。終わった後、智さんに「えらい高い睡眠薬やったな」と言われてしまった。
悔しいので明日もリベンジすることに決めた。ちゃっかりギタレレの太郎には、JulianとBillのサインを貰ったけど。
そして次の日。僕は友人と古着屋や食料を買いに出かけた。友人は夜にサンドウィッチ屋でライブが入っていたのだが、買い物の途中にそのバンドのリーダーから連絡が入った。どうやらギタリストが急遽来れなくなったようで、代わりはいないか?とのこと。こういう流れでニューヨーク3日目にして僕はライブをすることに。
そのライブの後、急いでブルーノートへ向かった。智さんは既にブルーノートへ着いていて、ジャズライフ等の写真を手がけている写真家の常盤さんと二人で列に並んでいた。常盤さんはこの日は仕事で来ていて、大きなカメラケースを持っていた。
この日は予約していたので、心配することなく入れた。席で飲み物を注文しているうちに、昨日と同じくBrian Camelioのアナウンスでライブが始まった。
メンバーと最初の2曲は同じだった。ソリストに対して、周りのメンバーはバッキングともソロともつかない絶妙な緊張感のある演奏していた。3曲目でテナーのChris Potterが登場。なんとBrian Camelioもギターを弾くようだ。
この演奏がすごかったんだけど、また長くなったのでこの辺で終わります。また次回!
赤須翔
1987年9月28日長野県駒ヶ根市生。洗足学園音楽大学でギターを有田純弘先生に師事。卒業後、2011年夏にフィドラーの少路健介と完全実費飛び込みフランスツアー敢行。
2012年秋には、日本舞踊団 かぐや(現在 那由多)とギリシャのレフカダ島にて毎年行われるフォルクローレフェスティバルに出場。そして完全自主制作のCD制作。全国手売り中。
現在はレストランやバーにてライブ活動中。主に小田急線成城学園前駅近くのF.gohanというレストランにて、絶賛ライブ中。ニューオリンズ旅行をきっかけにバンジョーも始めました。
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