前回はCやFとかの明るいコード達に6の音をくっつけて行きました。7と同時にくっつくけるのではなく7の代わりに6をくっつけるんでしたよね。
では暗いコード達には6の音はくっつかないんでしょうか。あります。暗いコードも前回と同じように変化させます。家族コードの中で暗いコード達はDm7,Em7,Am7,Bm7(b5)と4つあります。この中で純粋に6がくっつくのはDm7だけです。
今、純粋っていいましたがどういう意味かというと、他のコードは6番目の音をくっつけようとするとコードがうまく響かないんですね。
例えばEmの6番目の音は「ド」ですが、音が「ミソシド」になります。ですが、「シ」と「ド」が隣同士すぎて綺麗に響きません。6の音で綺麗に響かせるためにはドレミファソラシド以外の音が必要になってきます。それは今後取り上げるとして、今はDm6です。
Dm6はレファラシ
「ドレミファソラシ」
Dm6はG7と音が似ていることもあって代わりに使われることもあります。
C6やF6と違って使用頻度はそこまで多くないのでほんとに飽きてきたら試してみて隠し技くらいに覚えておくと良いかもしれません。
次回もお楽しみに(^^)
1982年富山県生。ジャズピアニスト。合同会社前衛無言禅師代表社員。洗足学園音楽大学音楽学部ジャズ科ピアノ専攻卒業。
大学時にギター専攻で入学したが2年次よりピアノ科へ転専攻し19歳よりピアノを始める。
大橋卓弥(スキマスイッチ)、imalu、ジョナサン・カッツ、類家心平、マークトゥリアン、フレッドシモンズとのセッションライブやバンドサポート、ミュージカルなどでピアノを担当。
音楽理論の研究する東京音楽理論研究大学を主催。
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