ジャズの場合、グループ名を名乗るバンドってそんなに多くない。
個人が基本。まずは個性なのでしょうか。
そんななかでもグループとしての何かを表現していこうというのだから
なんだろうそれはと興味を惹かれる。
今日はピアノがレギュラーメンバーではないという。
東金城 友洋(Asほか)
小林 豊美(Flほか)
瀬田 創太(P)
山本 裕之(B)
永山 洋輔(Ds)
「森の住人たち」
低いアルトフルート+アルトサックスから始まり、ベースが加わる。そして、ドラム、ピアノ。
フルートとサックスのテーマからピアノソロ。時折奇妙な笛の音が聞こえる。
ピアノは中低音が中心。その後、とつとつとした変態的サックスソロ。
ドラムのカッコいいソロを経て、面白いテーマへ。
東金城MC。高いキーの声。笑いが起こります。
「ペリコ」
トリッキーな印象のテーマの後、元気がいいフルートソロ。
ピアノ〜ベースのソロ。タメがいっぱいあって、おもしろい展開に。
「シェードグロウン」
スタバのシェードグロウンという豆の袋に描かれていたハチドリをイメージしたという。
暑い国:ラテンの曲のイメージがする。
ピアノのソロでは、途中ハチドリのような連打の音。
アルトとフルートの会話するようなソロ。暑い日差しの中、会話する二人の影。
「けいことはとこぴっぴ」
騒々しい。あれやこれや。
なんだかテンポが早くなってて、フルートとアルトが自在に歩き回る。
アルトのフリーキーなソロからフルートへ。
ジャングルにいるようだ。
「Take the A train」
なんだこの列車は。
アルト、フルート、ドラム、ベースとソロが引き継がれていく。
ピアノの後は、アルト+フルート。
エンストしまくりのテーマに戻ってファースト終了。
「ドット」
心臓の音をイメージしたという。
ウネウネ。ウネウネ。
フルートのソロ。
ウネウネ。ウネウネ。
アルトソロからドラムソロへ。
「310」
デジタルなイメージの曲だという。
かっこいいテーマの後、アルトソロ。ふつうじゃない感じ。
くら〜いピアノソロ。ベースのスケール感のあるソロ。
「月下美人」
ピアノのソロ曲。しずかな曲。
透き通った水面に映った景色。
息をのむ美しい演奏。
「飛んでく」
ピアノ+ベース+ドラム。始まりはECMのような世界。
突然変な音が鳴りだす。
怪しげになってきた。フリーな演奏が繰り広げられていく。
最初鬱屈としてそれが解き放たれてひろがっていく。
「朝チャリ」
静かに始まる。
太くしっかりとした足取りのベースのソロ。
ピアノの明るいソロからフルート。
フルートの音って朝日をいっぱい浴びてる感じがとっても良くわかる。
アンコール。「わらわんだふるわーるど」
ちょっと暗めの意外なスタート。
アルトの朗々と歌うソロ。ピアノの優しく語るようなソロ。
フルートが重なってく。だんだん饒舌になって。
こんなグループね。って深く印象に残りました。
それにしてもフロント二人は双子みたいだなあ。
jazz santa.
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