【コラム】Vol.14「即興感 前半 」ジャズギタリストYoshi Ojima NY放浪記

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ハローエヴリワン!元気にしてるかな?
めでたくYoshi OjimaのNY放浪記は一周年を迎えることになりました。

先月の一月は特別に正月休みをいただきました笑

そろそろ書くネタも尽きてきたので先は短いかもしれないけど振り絞っていこうと思います笑

2015年一発目は、NY放浪を通じて感じた音楽や表現に対する考えを述べたいと思う。

公園とかでボーッとしながら耳をすましていると色んな音が飛び込んでくる。
風の音、またそれによって揺れる木々の音、鳥のさえずり、犬の鳴き声、赤ちゃんの笑い声、自転車の音、ラジオの音、
他にも色々あるんだろうけど、注目すべきはそれらが全て調和しているということ。タイミングや音量、またピッチがあるわけでもないのに調和している。

なぜか、その答えはそれぞれの音色が完璧だから。音色で独立すればタイミングがなんだろうとそれはそれとした一つの形になる。

では次に、自然との対比としての人間、また楽器という観点から考察する。
と、その前に、いいと思わない即興演奏について考えると、意図的になりすぎて不自然、次の展開が予想できて退屈、あえて楽器を用いているのに扱いきれずにちぐはぐ、などなど。

当たり前だが、楽器は人間が作り出した。人間には感情もあるし、楽器は大抵の場合ピッチを伴っている。

つまり自然であるわけがないとも言える。だからこその音楽も沢山生まれてきた。

もちろんそれらの音楽を即興のなかに持ち込んで演奏することは当たり前にある。しかしそれだけじゃない部分も含んでいるのが即興演奏。

ということを考えていると少し答えが見えてくる。

ギターという楽器を受け入れてそれ固有の音色を磨きあげる。感情があることを受け入れた上でより自然に無意識になれるためにも様々なことを知る。

他にも浮かんだらまた付け加えたいが、これらが即興演奏をする上での今時点での自分の考えになっている。

次回はまた色んな角度から即興感を見ていこうと思うので乞うご期待!!
See you next!!

2014/11/1  ギターとエレピDuo「Ozzy’s mood」 iTunes配信中!

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生島佳明 Yoshi Ojima

Ozzy Record代表 http://www.yoshiojima.com/

ロックをきっかけに音楽に興味を持ち、後にジャズを中心に演奏するようになる。ギターを岩谷耕資郎氏に師事。以後様々なミュージシャンとライブやセッションを重ね、2013年単身渡米。現在は主に都内近郊で活躍中。

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