急遽メンバー変更。そして初めての組み合わせ。それはジャズの楽しみのひとつ。
永山 洋輔(ds)小林 豊美(fl、鍵盤ハーモニカと笛)瀬田 創太(p)落合 康介(b)
with 2曲:平山 順子(as)
唐突な永山MCからスタート。
1曲目。「パンジャブ」ジョーへンダーソン。
いきなりかっこいい。ピアノのソロの間に変な笛の音が。
フルートのソロはドルフィみたいにかっこいい。ベースのキレのいいソロ。
ドラムスは最初っからすばらしくバッキング。ピアノとベースのフォーバースも素敵。
2曲目。「朝チャリ」小林豊美。
ピアノとシンバルのイントロ。曲名とは裏腹に荘厳な感じ。
テーマは爽やか。ベースソロ。朝のまだ空気が混ざってない静かな雰囲気。
鍵盤ハーモニカが寝起きの猫みたいに入ってくる。
静かなピアノソロ。段々日差しが高くなって元気のいいフルートソロからテーマ。
ドラムが盛大に盛り上げる。
3曲目。「ポレポレ」小林豊美。
後から知った意味は、スワヒリ語でゆっくりゆっくりとのこと。
商店街で見つけた言葉。ひびきが気に入ったという。何気ない日常がいいってことを
曲に。
フルートとポコポコドラムのイントロ。
ゆったりとたゆたうようなテーマ。
そのうち、フルートとピアノが五線紙の上からはみだすような演奏をし始める。
ピアノのゴージャスなソロ。
永山MC。共演は何度していても自分リーダーでは初めて瀬田さんを呼んだと言う。そういうものか。
そしてお客さんとして来ていた平山さん登場。
4曲目。「All the things you are」
ドラムから。奇妙な出だしのピアノ。テーマの後、まがりくねったアルトソロ。
ときおり鍵盤ハーモニカが入ってきたりする。
フルートソロ。なんか不思議なエフェクトをかけていて聴いたことがないような音。
フレーズもウネウネと普通じゃない。
ピアノとベースとなり、次は、ピアノとドラム。
なんだかそれぞれがてんとう虫とアリの会話みたいに続いていく。
ピアノ、ベース、ドラムでスピードアップしてドラムソロ。
アルト、フルート、ピアノのフォーバース。
盛りだくさんだ。
演奏中またしても唐突な永山MCのメンバー紹介でファースト終了。
MCもライブならではのもの。あまりしゃべりが得意でない場合もリーダーとなると
しゃべるのが普通のようだ。
MC永山さんは、しゃべりだすと終わりを作れないタイプというか。
聞いていてヤキモキさせられるだけれども、そこがおもしろかったりする。
セカンド。5曲目。「チャンズソング」ハービーハンコック。
静かな始まり。フルートソロは。低めの音が中心。
闊達なピアノソロのバックに激しいドラム。
明るく元気のいい曲。
MC永山さんは教習所に通っている話を始める。
時々話しが止まったりする。「最初に行きたいところは」と瀬田さん。
「。。。」永山さん。
6曲目。「バイバイブラッグバード」
ベースから。鍵盤ハーモニカの壊れかけたようなテーマ。そのままソロ。
笛もいっしょに吹いたりする。
コロコロっとしたピアノソロ。
とってもまじめなベースソロ。
7曲目。「クリーバス」落合康介。
三日間引きこもって外に出たいのか出たくないのかわからない状態を曲にしたという。
スローテンポな始まり。
組曲のような展開をしていく。
テンポアップして主題らしきをフルートとピアノのユニゾン。かっこいいぞ。
フルートとピアノの掛け合い。どこへ進んでいくのかわからない。
ベース、ドラムも相まって四者の演奏が大きな音となり、またすっと静かに。
とってもとっても静かなテーマに戻る。
MC永山。ベースの落合さんの紹介。ベーシストとやってる気がしない。
スペースを与えてくれる。好きな方向に行ける。云々。「卒業式みたい」と瀬田さん。
8曲目。「ピエロ」瀬田創太。
軽いタッチで始まる。ピエロが踊りまくっている(暴れてる?)ようなピエロ豊美さんのフルートソロ。
ピアノソロに激しいドラム。時折入るエフェクト豊美ボイス。
跳ね回るようなベースソロ。
張りがあってインパクトがあるドラムソロ。
アンコール。「ブルーモンク」セロニアスモンク。
ここで再び平山さん登場。
またしてもエフェクト豊美ボイス。ベースソロ。
音を遊ぶようなアルトソロ。
ピアノはピアノで別の遊びを思いついたようだ。
ドラム中心にフルート、アルト、ピアノのフォーバース。
はずれてばっかしのテーマへ。
それぞれのメンバーが永山さんとは深いつながりがあって、はじめての組み合わせでも
自由自在な感じのライブであった。奇妙なMC永山さんの印象、平山さんの参加もあって特別のライブになりました。
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