第三回「農業技術における音の持つ役割」〜農業と音楽の固有振動〜農的ジャムセッション

NOSONJACK

前回はこちら「第二回  これからの農業と音楽の関係性」

 

これから研究されて欲しいと願っている、音と農業の関係です。
 
対談の中では、固有振動数の観点からモーツァルトが生育にいい影響を及ぼすと語っていましたが、関係者の方からのコメントによると、どうやらそれはまだ実証されてはいないようです。
紹介して頂いた、米国の論文で実証されていたのは、特定の周波数が植物の生育に影響を与えるという結果でした。そして10Hz付近の低周波で好影響を与え、高周波数帯で悪影響を与える可能性があるということです。ただし、それらは植物の種類によって変わる可能性もあるのだとか。
さらに別の文献では、周波数と同様の振動を与えることでも同じ影響があるらしく、微風を当てることにより生育を良くする方法で特許を申請している方もいるようです。
 
では、モーツァルトが良い影響を与えるかどうかということですが……?
それはまだ明らかにされていません。
ただし、モーツァルトが奏でる周波数というのが40Hzと関連があるらしいなんて話もあり、調べていく過程でシューマン共振とかソルフェジオ周波数なんて単語も出てきましたが、この辺りは、音楽の専門家の意見も聞いてみたいですね。
ということで、まだまだ自然は奥が深いです……。
 
もしこれらの音が関係するというのであれば、もしかしたら人間にもいい影響を与える可能性もあるのかもしれません。
というのも、人間の体内の血液の主成分であるヘモグロビンと、植物の体内成分で多くを占めるクロロフィルは、その構造が非常に似ている分子でもあります。……そう思って、人体の固有振動数を調べてみたら、心臓の固有振動数は40Hzだとか……。うーん、興味深い。
ですので、人間をリラックスさせると言われているモーツァルトなどは、実は固有振動によって人の血行も良くしているのかもしれないですね。誰か調査してみてくれないかな……。
 
ちなみに、対談中に会話に出た、クラスタを小さくして植物の生育を良くするという方法は、農業界では既にナノバブルや電解水などで使われている方法だったりします。
音と自然……。とても関係がありそうで、まだ解明が進んでいないこの領域。
もっと多くの人が、研究してほしい分野ですね。
 
次回へ続きます
 
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スミタヒロキ Hiroki Sumita 
グローバル農家
Project SOLA「モットーは世界の全ての人に、おいしい食事と幸福な食卓を」
1979年愛知県生まれの次世代農家。IT系サラリーマン後に脱サラしてGlobal Farmerの道へ。
日本では長野、海外では香港やカンボジア、ラオスに農業展開中。農業の新しい道を探すべく、様々な方向性を試している。
その一環として、農村シェアリング企画「農村JACK」を展開中。その他にはJIPPプロジェクトなどにも参加。
将来の目標は、宇宙農業。

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