5回にわたってお送りする今回のサークル対談の三回目は音も関係がある農業の話。(前回はこちら)モーツァルトは野菜に良い!?(記事構成/原田和真)
◯音楽と野菜の関連性?
住田 話の流れで思い出したんですけどモーツァルトを聴かせてトマトを作る農家がいるんですよ。
金子 あれ効果あるんですか?
住田 あるんですよ。
金子 あるんですか!!
住田 ただでも、みんなモーツァルトなんですよ。
金子 はぁ。
住田 なんでみんなモーツァルトなんだ?と。
金子 なるほど。
住田 でもモーツァルトじゃなくたっていいじゃん、ミュージシャンとタイアップしろよって思うんですよね。
金子 ね~。
住田 そういうことをやるやつがいないんですよ。
金子 モーツァルト聞かせる仕組みってなんなんですかね?
住田 はい、理由があるんです。あれは結局ですね、固有振動数というのが問題でして。
金子 あー!なるほど!
住田 それが共振すると導管っていう植物内部の水を送る管があるんですけど、あれが振動して水のクラスターが小さくなる。お陰で水を吸い上げやすくなるので光合成の効率が上がって生育が良くなるってことらしいんです。
金子 じゃあモーツァルトじゃなくても固有振動数が合ってればいいってことなんですね。
住田 そうですね。
金子 ”トマトに合う音楽”とかね(笑)
住田 そう!そうなんですよ。このアーティストが作った曲を聴かせたトマトをTSUTAYAで売るってのを誰かやらないのかな~って思ってるんですよ(笑)
金子 面白いですね。トマトに合う音楽ってのもありですねそしたら。でも固有振動数調べるのって結構大変そうですねそれ考えると。
住田 ん~そこまで違いはないと思いますけどね。
金子 食べ物別に固有振動数導き出す方法があれば。
住田 植物だったら同じだと思うんですけどね。ただそこまで細分化して調べてはいないと思いますけど。
金子 そういうの研究したくなっちゃいますね!これは何Hzだと一番甘くなるとか、ちょっと減らすと苦くなるとか(笑)
住田 逆にその、ダメになるパターンもあるらしいんですけど。
金子 あ、そうなんですか。
住田 あ、あともう一つあった。あとはジベレリン酸が合成されるって話なんですけど、そこちょっとまだ詳しく分かってなくて。ジベレリン酸っていうのは植物が成長する、細胞を肥大させる植物ホルモンなんですけど。
金子 ほぉ。
住田 ブドウとかを種無しにする薬で。それを実ができて小さいうちに漬けると、子供を残す方じゃなくて自分が大きくなる方に栄養を回すようになる。それがジベレリン酸。
金子 へぇ~。
住田 それが合成されるようになるらしいので成長が促進すると。
金子 なるほど。ライブハウスにトマトやブドウがあるような状況が出てくる可能性もありですね(笑)。
住田 あ~それいいですね!物販!トマト物販したいな~。
<写真/ちばんば>
【お知らせ】
スミタヒロキさんのコラムが15日より始まります!お楽しみに!
〜農業と音楽の固有振動〜 農的ジャムセッション
金子将昭 Masaaki Kaneko http://www.masaaki-kaneko.com/
1982年富山県生。洗足学園音楽大学音楽学部ジャズ科ピアノ専攻卒。
大学にギター科で入学後すぐ、経験無しのピアノ始め、二年次よりジャズピアノ科へ転専攻。サポート仕事と和風なジャズを演奏する自己の音楽活動と並行しながら、日本初の音楽理論Webマガジン「サークル」編集長、(同) 前衛無言禅師 代表、東京音楽理論研究大学主催、劇団を作ろうプロジェクト主催、音楽アプリ「lepot」の開発、、フリーランス向けの確定申告サイト運営など多岐に渡る。現在、百人一首曲付けプロジェクトとジャズスタンダードをトーク・演奏で楽しむ動画をYOUTUBEチャンネルにて公開。「百人一首曲付けプロジェクト」で検索。
日本では長野、海外では香港やカンボジア、ラオスに農業展開中。農業の新しい道を探すべく、様々な方向性を試している。
その一環として、農村シェアリング企画「農村JACK」を展開中。その他にはJIPPプロジェクトなどにも参加。
将来の目標は、宇宙農業。
現在の所属:劇団あーてぃすとら、ラフィクション(お笑いユニット)
カメラ:ちばんば
ブログ:http://ameblo.jp/tatuki1003/
中学時代より演劇部に入り演技の活動を始める。高校卒業後、演劇の養成所に入り演技を一年間学ぶ。
現在はメイク動画をYOUTUBEにてアップしたり、カメラで写真をとったりしながら役者としての活動をしている。
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