みなさんこんにちは。
今日は最初に少しお話をさせてください。
以前からEWI4000s(Wind Synthesizer)に興味があったのですが最近ほしい欲が爆発しそうです笑
廃盤になってしまったので新品はなく、中古を探すのも一苦労です。
なので個人的に譲って下さる方を探しています。是非こちらまでご連絡ください!
ohagimac@gmail.com
第三回目ということで他で教えてもらえない少し変わった事をみなさんにお話ししたいと思います。
細かい説明が多くなるので数回に分けてお話ししたいと思います。
では始めさせて頂きます。
まず一般的な掃除の仕方については前回お話しさせて頂いたと思います。
管体とネックにスワブを通してマウスピースはティッシュで水気を拭き取る。演奏が終わってケースにしまう時、絶対にしておきたいメンテナンスです。
しかしはたしてこれで全部の汚れが取れたのでしょうか…….
答えはノーです。
サックスは金管楽器とは違い何百の細かいパーツが組み合わさって出来ています。
トーンホール(keyで塞ぐ穴の事)の窪みにも汚れが溜まります。
そうすると当然スワブを通しただけでは完全に掃除したとは言えないんです。
本日お話する内容は、簡単に言ってしまえばKeyを精密ドライバーで外して見えなかった汚れを取ってしまおうということです。(※実行は自己責任でお願いします。)
しかし『そんなことして大丈夫なの?』『調整は狂ったりしないの?』とまあいろいろな不安があると思います。
しかしサックスの調整は主に金属を曲げたり、削ったりして微調整を行います。つまり金属に変化を与えないでそっと外して戻せば調整が狂う事はないんです。実際に私はもう数年この方法で自分で出来る限りのメンテナンスをしてきました。
年末には全部のKeyを外し水洗いしたりもします。
最後はプラモデルを組み立てるように丁寧に戻せば何事もなかったかのように、そしてMY楽器はピカピカになります!
リペアに持って行って管体清掃してくださいなんていうと6〜7万はとられますよね。
それをちょっと時間をかけ仕組みを知れば自分でもできるのです。
ではさっそく外して行きたいと思います。
まず精密ドライバー(100均でも売ってます)の一番小さいマイナスドライバーと綿棒、ウェットティッシュを用意してください。
次に左手サイドキー右手サイドキーに注目して下さい。
ここのパーツは他のキーとほとんど連動していないため、ただ外してくっつけるだけです。
まずはキーと本体を繋ぐ心棒をそっと抜いて行きましょう。
注意する点は心棒、キーカバーのネジ、テーブルキー、Low Eb、Cのキーのタルはもとあったところに必ず戻せるようにわかるようにしておいて下さい。
楽器はすべてが共鳴してなっています。
小さなパーツほどその場所の共鳴するポイントを知っています。
つまり違うところに戻してしまうと鳴り方が変わってしまう場合があります。
注意しましょう!
左サイドのHi Dから外します。
同じ要領でHi Eも。
続きましてHi Fに取りかかりたいのですがFはFront Fと連動しているので反対側から外します。
この時にFront Fが心棒の抜き道を邪魔するので抑えながら外して下さい。
続いて同じ要領で右手サイドーも外します。
右手サイドは押すところではなくトーンホールを塞ぐところだけ外します。
ただし一番上についてるキーはネック付近の方まで伸びているので、これだけ少し難しいです。
まず上のネジを外したら同様に下も外します。
この時にスプリングも一緒に外れるので指に刺さらないように注意して下さい。
このキーが一番長くて細いので簡単に曲がってしまいます。
十分に気をつけましょう。
外したら後は綿棒、ウェットティッシュで拭きとります。きっと驚くくらい汚れが取れるでしょう。
外したら戻す時は全く逆の手順で戻して行って下さい。
飛び出たスプリングはキーを取り付けてからにしましょう。
マイナスドライバー二つを使って上手く引っ掛けます。
とりあえずこれで簡単な部分のメンテナンスは終了です。
ざっくり話してしまったのでいつでも質問受け付けてます!
次回はLow Keyやキーカバー等を外して行きましょう
お楽しみに!!
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