【アレクサンダーテクニーク講座 Vol.7】「音楽家のためのからだの使い方」講師:川浪裕史

2014_0328

こんにちは、川浪です。

「アレクサンダーテクニークのレッスンでは、どのようなことをやるのですか?」という質問をよく受けます。どんなレッスンをするかは、先生のスタイルによっても違いますが、今回は、僕のレッスンで特に重要視していることをお伝えします。

前回はこちら

それは、「演奏を改善するためのプロセスを身につけること」です。僕のレッスンでは、決まった姿勢や、体操、ストレッチを教えません。前にも書きましたが、「正しい姿勢」というのは、ある時には正しくても、別の場合には正しいとは限らないからです。

あなたが、「こんな風に演奏したい」と思って、それが上手く出来ない時に、それを改善していくためのプロセスをお伝えしています。

具体的にどのようなステップを踏むかというと、

1,観察する

2,意識を変える

3,フィードバックを得る

です。

ギターで、右手のストロークを改善したいと思った時を例に、順番に解説していきます。

1,観察する

何を観察するかというと、あなたの身体です。例えば、右手を振るときに、どの部分が最初に動いているかなぁ、とか、どの部分に力が入っているかなぁ、とか。

最初は、何も気づかないかもしれませんが、繰り返し丁寧に観察を続けることで、だんだんと気づくことが増えてきます。今回は、肩に余分な力が入ってるなぁ、と気づいたとします。

2,意識を変える

意識を変えるというのは、とても重要です。なぜなら、あなたの身体は、あなたが考えたとおりに動くからです。あなたが考えたことは、それがどんなことであっても、身体の動きとして、現れてきます。

特に大きな影響を与えるのは、自分の身体のイメージです。肩に力が入っているなぁ、と感じる時、その辺りの骨格や筋肉について、正確なイメージを持っていないことがほとんどです。

そのイメージを正確にすることで、余分な力が抜け、動きが改善されます。(この考え方をボディマッピングといいます。これについては、また次回以降、説明します)

他にも意識を変えるポイントはたくさんあります。まずは自分なりに、色々試してみてください。

3,フィードバックを得る

前のステップで、意識を変えました。意識を変えれば、必ず身体の動きも変わります。

その結果、起こることは、たった3つです。

1,良くなった

2,悪くなった

3,変わらない

まぁ、当たり前といえば、当たり前です。

1の場合。

例えば、肩の余分な力が抜けて、右手が振りやすくなったし、音もはっきり出るようになった。そうなれば、大成功です。その意識をそのまま続けていきましょう。

2の場合。

どうも余計に力が入るようになった。その場合は、さっき意識したことを止めるだけです。無意識でやっていることを止めるのは、とても難しいですが、意識的にやったことを止めるのは簡単です。そして、それは役に立たないということが分かったので、二度とやらなければよいだけです。

3の場合も、ほぼ同様ですね。

ーー

以上が、レッスンでお伝えしてる、演奏を改善するためのプロセスです。レッスンでは、このプロセスを一緒に丁寧に取り組んでいきますが、一人でやる場合も、同じです。このプロセスを何度も何度も、繰り返すことで、自分のやりたい演奏に近づいて行くことが出来ます。

各プロセスの細かいポイントについては、また次回以降解説していきます。

 

こちらでレッスンを行っています。http://www.ys-lesson.com/


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川浪裕史 Yuji Kawanami

http://www.ys-lesson.com/

大阪出身。アレクサンダーテクニーク講師。
2011年よりレッスンを開始。音楽家のための無理のないからだの使い方を指導し、プロからアマまで、200人以上がレッスンを受講。個人レッスンのほか、音楽スクールや、ライブハウス、吹奏楽団等でもセミナーを開催し、好評を博している。

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