ピアノで1小節内に単音で八分音符フレーズを作る場合、弾ける音の数は8個。
一回に弾ける音の可能性は88個。休符も鍵盤の一つとして、89を8回乗ずると。
3,936,588,805,702,081 = 3936兆5888億570万2081通り
前回このコラムで音楽で使う音は120個って書きましたが、音楽を作るパターンは3936兆通り(——;)、、、
では今度は、和音も含めてピアノで一小節に一回弾く音のパターンを考える。
今度は休符は無視します。音は同時に最大8音まで押さえるとする。なので、
88×87×86×85×84×83×82×81 = 2624兆358億243万3761通り
ん?八分音符のパターンより少ない・・?・・・これ、一回分の可能性です。
八分音符で弾くと想定すると、この数字に8をかけ算です。すると、
2624035802433761×8 = 2京992兆2864億1947万90
2京(けい)・・・( ̄○ ̄;)
お金では使い切れない数字が音楽でもありました・・・。音楽って贅沢だ・・・。
ちなみに16分音符で弾くとすると41,984,572,838,940,160通り。
よ、4京(けい)通り・・・。
音楽の可能性を全て表現しようとすると人類が全員で取りかかっても終わらないかも・・・。
というよりまだ使っていないフレーズが沢山あるような気がしますね(笑)。それが良いか悪いかは置いておいて。。。
金子将昭 Masaaki Kaneko
1982年富山県生。ジャズピアニスト。合同会社前衛無言禅師代表社員。洗足学園音楽大学音楽学部ジャズ科ピアノ専攻卒業。大学時にギター専攻で入学したが2年次よりピアノ科へ転専攻し19歳よりピアノを始める。
堂本光一、大橋卓弥(スキマスイッチ)、imalu、ジョナサン・カッツ、類家心平、マークトゥリアン、フレッドシモンズとのセッションライブやバンドサポート、ミュージカルなどでピアノを担当。
ミュージシャンによる音楽理論研究会『東京音楽理論研究大学』を主催。
もしかして、8倍じゃなくて8乗では・・・
もう、
数えられない・・・。