【ジャズサンタのライブレポ】「10/2 紗理(Vo)1’st album 「The Sweetest Sounds」Tour2014 Final」

赤煉瓦倉庫の三階にあるMotion Blue YOKOHAMAは、おしゃれなライブスポット。

窓からは船が行く海が見える。
ここでのステージは華やかだ。
ミュージシャンたちもいつもと違う衣装を用意している。
 
紗理vo/中村誠一ts /瀬田創太pf /小美濃悠太b /山内陽一朗ds/橋本歩cello
ゲスト:山本玲子vib
 
アルバムのメンバーにゲストも加わって豪華なライブとなった。
 
このアルバムは、既に何回も聴いている。
 
ある日のこと。
居間に立てかけておいたアルバムが見当たらない。
おかしいなあ仕舞った覚えもないし。
どうも妻が仕事先で聴いているらしい。
ジャズは全く聴かなんだけどなあ。
車で私がかけていて気に入ったらしい。
なんかうれしい。
 
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さてとライブ。まずは、トリオが入場。
演奏が始まるが何の曲だわからない。
そこへバスガイド風の紗理さん登場。
ステージがぱっと明るくなる。
1曲目はAlice in Wonderland。
ゆったりしたテンポ。愛らしい声が生きている。
 
MCの後、ピンク眼鏡の中村氏登場。バスガイドだと揶揄される紗理さん。
2曲目は、It’s Delovely。
かわいらしい曲。テナーが絡む。
ごきげんなテナーに続いて楽しいピアノ。
Voとドラムの掛け合いからベースソロへ。
 
三曲目にゲストの玲子さん登場。
So This is Love。アルバムでは最初を飾る曲。
Vibのイントロからボーカルが入る。合っている。
ベースとドラムが入っていく。
テンポが上がってピアノが入る。スキャットからVibそしてピアノソロへ。
 
四曲目は、初めてアルバムにない曲。
中音主体のボーカルも素敵だ。
さらに低音のテナーがソロ。かっこいVibのソロへ。
スウィンギーで楽しい曲。
 
5曲目は、三本の指に入る好きな曲だと云う。
「他の二本はなんだ」さっそく中村のツッコミ。答えられない紗理。
微笑ましい親子のやりとりです。
ピアノのイントロで始まったI’ve Got a Crush on You。
お客さんの食い入るようなまなざし。
やさしくあったかいテナーのソロ。気持ちの入ったボーカル。熱い。
 
6曲目で橋本さん登場。Waltz for Debby。
チェロのピッチカートからVibが加わる。ピアノ、ベース、ドラムがさらに加わる。
日本語の歌詞は独特の世界。
チェロのソロ。いい音が広がる。Vib、ピアノとソロが続く。
 
ファースト最後の7曲目はかなりゆったりとしたテンポで始まったIf I were a Bell。
テンポアップしてテナーが加わる。ベルの音はVibの音。
テナーソロに紗理が手を回してあおってる。
父の熱い演奏。Vibのスピードに乗ったソロ。
ドラムソロは、ためていたエネルギーを発散するよう。
Voが入って全員でテーマへ。
 
ここでもビールを頼む。
食事をしている人たちも多い。
私は、最近ライブでは食べない。
食べるとお酒の味が落ちる。そして眠くなる。
空腹でライブ後に食べる食事が美味しかったりする。
体には良くないかなあ。
 
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さて、セカンド。
ピチェボで始まる。活動しているビアノとチェロとボーカルとの略。
紗理はセクシーな衣装で登場。
ツアーは9カ所回ったという。名古屋のひつまぶしがおいしかったとか。
8曲目。Here comes the sun。
アルバムにはない曲。
おもしろいアレンジ。まとまりのいい演奏。
 
9曲目は、I’ll Follow the Sun。
軽快に進んでいく。鍵盤ハーモニカのソロ。
身を乗り出して聴いている人もいる。
手拍子が起こる。
 
10曲目。
この日初めてのバスクラ。ヒッチコック劇場のテーマとかを披露する。
All or Nothing at All。
ベースのイントロから。大人の雰囲気なボーカル。
味わいのあるバスクラソロ。トリッキーなピアノソロからベースソロへ。
 
この仕事をしていると出会うこととその瞬間が楽しいという。この曲の歌詞
が同じようなことを言っているという。
11曲目。The Sweetest Sounds。
想像力豊かなピアノのイントロ。Voそしてチェロ。
情感たっぷりに歌う。
ピアノソロは思索的。すてきだ。
ベースとチェロとボーカルのめずらしいユニゾン。
テーマに戻る。
歌姫が輝く瞬間。
 
チェロにかわってVibが入る。
12曲目は、Night and Day。
テナーのチューブを押し出したようなソロ。
Vibのソロの後、ボーカルとピアノの掛け合い。Vibも絡む。
そして全員。華やかだ。
 
9時50分の1限へ向かうため原付を走らせて熱唱して通学したという紗理さん。
その時、自然と日本語の歌詞が付いたというJoy Spring。13曲目。
Happyな曲だ。
遊び心満載なテナーソロ。Vibも続き、ピアノも遊ぶ。
面白いテーマの展開に思わず手拍子が始まる。
 
ラストの14曲目は、How Deep is Your Love。
アルバムでもラストの曲。
ピアノのイントロから静かなスタート。
モダンなアレンジ。
ボーカルが甘ったるく訴えかけてくる。
チェロ、テナー、Vibのソロ。なかなか聴けない組み合わせ。
 
アンコール。15曲目。
父のみ衣装替え。ベイスターズの服。
その父のアレンジで、When you’re smiling。これもアルバムにはない曲。
手拍子と共に。
多幸感に満ちている。
VoとVibのスキャット。
チェロをバックにテナーソロ、そしてVibからピアノの明るいソロ。
ベースからドラムのソロへ。
みんな楽しい演奏だ。
 
帰り道。
ライトアップされた赤煉瓦や横浜の夜景を見ながら家路。
この余韻を味わうような時間も好きです。
 
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jazz santa. 
 
プロフィール:
若いミュージシャンの演奏を聴きにライブハウスに時たま出没しております。
せっかく聴いた素晴らしい演奏の数々。
そのままじゃもったいないから、レポートを書きたくなったのです。

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