「ブルースでもツーファイブ」
FブルースのI7、F7はトニック的に使われてきていましたが、
4小節目のF7は次にBb7に4度進行、ドミナントモーションがおきてい
るため、ツーファイブのファイブのフレーズも使えます。
またF7の前にCm7を置いたと解釈しても構いません。
4小節目をCm7-F7としても
3小節目をCm7、4小節目をF7としてもOKです。
(コードの表記を変えていますが、このフレーズはこういう解釈をしているよ。というだけなので、普通のブルースで使ってOKです!Cm7を置いていますが、ソリストが解釈しているだけなので、もしかしたらベーシストF7を普通に弾いているかもしれません、ですが全然ダイジョーブです!
ピアニストの場合だと左手のコードで、いまCm7弾いてるよーと主張できるかもしれませんね。
それ以外の楽器の場合自然すぎてCm7を弾いてると思われないかもしれません、が全然大丈夫ですよ)
8小節目D7は次にマイナーに解決しているので、D7b9などの解決フレーズが合うでしょう。
7小節目をAm7やAm7b5と解釈してもOKです。
そして9、10小節目ももちろんツーファイブです!
マイナーペンタ1発でもブルースは演奏できますがこういうオイシイポイントを抑えられるとグっとジャズらしくなります!
ツーファイブ、スタンダード、ブルースとやってきましたがひとまず入門編は終わります!ご愛読ありがとうございました!
編集部注:今回でこの連載は完結となります。また次回連載をご期待下さい。
永吉俊雄 Toshio Nagayoshi
6歳からクラシックピアノをはじめる。
高3でビル・エヴァンスのピアノに衝撃を受け、ジャズピアノに転向、洗足学園音楽大学ジャズコースに入学、在学時はピアノを元岡一英氏に師事。
2013年3月に卒業し、現在都内近郊ジャズバー、ライブハウスなどで活動中。
ブログで「きょうのツーファイブ」を連載中、こちらも要チェック!
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