最終回「まとめ」〜農業と音楽の固有振動〜農的ジャムセッション

NOSONJACK

前回はこちら「第三回  農業技術における音の持つ役割」

 
いかがでしたでしょうか?農業と音楽。遠くて近いこの関係は、まだ誰も深く掘り下げたことのない分野であり、この二つをコラボレーションさせることによって、新しい何かが生まれてきそうな気もします。
意外に、農業をやっている人で元ミュージシャン志望の方って多いんですよね。私の周りでも、既に五人は知っています。実はこの二つ、相性が良いのかも……?
 
さて、対談では非常にリラックスした雰囲気だったため、かなりざっくばらんに語った部分があるのですが、幾つか補足しておきたいことがあります。それは、「農薬を使った方が植物の抵抗物質を出さず、おいしい物ができる」という所ですが、そもそも「おいしい」という定義についても個人差があるため、一概にそうとは言い切れない部分もあります。
というのも、甘いものが好きだったり、甘すぎないものが好きだったりする人がいるように、野菜に関しても甘みだけではおいしさは定義できません。野菜には特有の苦味が存在し、それが害虫を防ぐ物質でもあるのですが、こうした野生の滋味という味覚を好む人というのも存在しますよね?
 
例えば、分かりやすい例を挙げると、ワサビやハーブなどの特有の風味です。これらは、植物が虫除けのために作り出す物質なので、逆に環境ストレスを与えた方が風味が強くなるという傾向もあります。
このように、なかなか全てを一括りにして決められないのが農業の難しい所でもあり、奥が深い所なのです……。もし誤解を与えたようでしたら、ここで訂正しておきます。
 
最後に、今回の感想を少しだけ。
個人的には農業界も非常に面白い時代になってきたと思います。私自身、まさか農業をやっていて音楽界からのオファーが来るとは思っていませんでした。
ですが折角の機会でしたので、予てより温めていた企画を公開し、誰かがそれを取り込んで農業をより面白くしていってくれればと思い、今回の企画に参加させてもらうことにしました。
 
音楽と農業。それぞれが持つ固有の振動がうまく共振した時、両者を取り巻く世界がまた新しい次元に進化するのではないかと思っています。
願わくば、このようなアイデアをさらに発展させてくれるような次世代の方々が登場してきてくれることを祈って、このコラムを締めさせて頂きたいと思います。
 
お読み頂きありがとうございました。
 
 
 

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スミタヒロキ Hiroki Sumita 
グローバル農家
Project SOLA「モットーは世界の全ての人に、おいしい食事と幸福な食卓を」
1979年愛知県生まれの次世代農家。IT系サラリーマン後に脱サラしてGlobal Farmerの道へ。
日本では長野、海外では香港やカンボジア、ラオスに農業展開中。農業の新しい道を探すべく、様々な方向性を試している。
その一環として、農村シェアリング企画「農村JACK」を展開中。その他にはJIPPプロジェクトなどにも参加。
将来の目標は、宇宙農業。

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